自由降下傘

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自由降下傘
降下する第1空挺団の隊員

自由降下傘(じゆうこうかさん)は、陸上自衛隊需品科の装備であり、第1空挺団後方支援隊落下傘整備中隊と需品学校に配備されている。空挺隊員自由降下を行う際に用いるパラシュートである。

特徴[編集]

第1空挺団においては自由降下は当初60式空挺傘の改良型を用いていたが、着地時の衝撃や任意の地点に赴けないことなどから、新たに落下傘を求め最終的に米国製のMC-4が採用された。これはスポーツパラシュートと同型の形状(やや傘体が大きい)で操縦性、安全性が向上、高高度、低高度など所望の高度で開傘でき、さらに滑降性も備わり空挺作戦の幅が広がった。

諸元・性能[編集]

  • 傘体形状:方形
  • 傘体長:約8.7m×約4m
  • 重量:約20kg
  • 開傘時間:3.5秒以内
  • 降下速度:吊下重量約160kgで4.9m/秒以下

製作[編集]

  • 製作:パラフライト社(アメリカ)

関連項目[編集]