知らぬ顔の半兵衛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
知らぬ顔の半兵衛(しらぬかおのはんべえ)とは、何も知らない振りを装って物事に取り合わぬことを意味する慣用句。「知らぬ顔の半兵衛を決め込む」のような表現で使われる。
人名である半兵衛とは、竹中半兵衛のこととされる。 織田信長が美濃攻略を行なう際の逸話や豊臣秀吉に仕え始めた頃の逸話などが存在する。
- 前田犬千代が信長の意をうけ美濃の武将竹中半兵衛を調略するために接近。半兵衛の娘・千里と仲良くなって彼女を介して半兵衛に話を持ちかけようとしたが、半兵衛はそれを見抜いており、あえて知らぬ顔を決め込んだ。半兵衛は逆にこれを利用し犬千代から織田方の兵力などの情報を聞きだして、結果、織田勢を撃退してしまった。
- 羽柴秀吉が半兵衛を伴なって出陣。しかし、秀吉は全軍を退却せよと命じたにもかかわらず、半兵衛だけはこれに従おうとしない。半兵衛は自らの手勢1000人を陣地に残したため、秀吉は半兵衛の行いを責めるが半兵衛は知らぬ顔で平然と軍律違反をやってのけてしまう。しかし、これが幸いとなって半兵衛の残した手勢が勝利に導く要因となったため秀吉は一転して半兵衛を称えた。
テレビドラマ『必殺必中仕事屋稼業』では登場人物(主人公)の役名になっている。
[編集] 関連項目
戦国時代の故事に由来する慣用句