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'''プロレタリアート'''は、'''労働者階級'''を指す。'''無産階級'''とも。[[プロレタリア]]。
'''プロレタリアート'''は、'''労働者階級'''を指す。'''無産階級'''とも。[[プロレタリア]]。


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なお[[新自由主義]]において、特に[[先進国]]で正規雇用にありつけない人のことを、プロレタリアートになぞらえて[[プレカリアート]]と呼ぶ。
なお[[新自由主義]]において、特に[[先進国]]で正規雇用にありつけない人のことを、プロレタリアートになぞらえて[[プレカリアート]]と呼ぶ。

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'''プロレタリア'''とは、[[マルクス主義]]の用語で、[[生産手段]]を[[私有]]しない者を指す。生産手段を私有する者に[[雇用]]されなければ、[[収入]]を得られない。[[労働者階級]]。[[無産階級]]。[[プロレタリアート]]。

[[世界恐慌]]以後の[[財政政策]]で、[[新中間層]]が台頭し、[[カール・マルクス]]が予言した両極分解は出現しなかった。
しかし、プロレタリア内部で階層分化が進み、[[大企業]]で[[事務職]]に従事する[[ホワイトカラー]]は、プロレタリアでありながら[[ブルジョア]]に近い[[生活]]を享受し、[[社会主義]]には無関心である。

一方では[[工場]]などで[[労働力]]を切り売りする伝統的なプロレタリアや、[[日雇い]]の[[ルンペンプロレタリアート]]も存在する。[[ミハイル・バクーニン]]が、最底辺のルンペンプロレタリアートこそ[[革命]]的であると主張したのに対して、[[フリードリヒ・エンゲルス]]は、ルンペンプロレタリアートは煽動に乗りやすく、[[反革命]]の温床になると述べている。しかし、20世紀のマルクス主義者は、バクーニンと同じ立場に立っている。
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[[category:共産主義|ふろれたりあ]]
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2007年4月2日 (月) 03:41時点における版

プロレタリアートは、労働者階級を指す。無産階級とも。プロレタリア

元々は、古代ローマ時代の住民統計(ケンス)の時に「自分の子供」しか財産として、持っていなかったを指していた。

フランス二月革命に強く影響されたオーストリア学者シュタインがこの語を資本主義体制下の貧困階級意味で使う。

カール・マルクスは、プロレタリアートとは、生産手段を持たない人だと定義した。従って、収入を得る唯一の手段は自らの労働である人々と同義である。マルクスが、労働者階級を指す語として使ってからは、共産主義的(或は社会主義的)に解釈されることが多い。

なお新自由主義において、特に先進国で正規雇用にありつけない人のことを、プロレタリアートになぞらえてプレカリアートと呼ぶ。