牛頭角

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牛頭角(ぎゅうとうがく、広東語読み:アウタウコック、英語名:同じ、Ngau Tau Kok)は、香港九龍東部に位置し、観塘区にある住宅・工業地。

香港では、もっとも所得水準が低い地域といわれている[要出典]

政府の建てた高層団地が多く、その下層階には商店が連なっている。地下鉄観塘線牛頭角駅が最寄り駅で、バスの便も多い。

歴史[編集]

淘大花園(アモイ・ガーデンズ

1950年代から1970年代にかけて、工業地区として発展した。1980年に一大住宅地区である淘大花園が建設されてから、住宅地としても発展。元々この地域は醤油の生産工場があったところでもあった。

また、名前の牛頭角(ぎゅうとうがく)は、九龍湾が埋め立てられる前は牛のに形が似ていた事に由来する。

SARSの影響[編集]

2003年春、中国広東省から発生したSARSが香港をも席巻。牛頭角が香港で一番感染率の多い地域となった。中でも淘大花園(アモイ・ガーデンズ)E座が一番多く、十日間住民を隔離した後、全面消毒してから住民は帰る事ができた。

ガス爆発事件[編集]

2006年4月11日、偉景楼附近のマンホールなど、3件のガス爆発が発生。3件とも比較的近い場所で起きたため、被害が拡大。この爆発により開いた穴に89歳の老人が堕ちて死亡するなど、多数の死傷者を出した。

建設物[編集]

住宅地[編集]

  • 政府房屋署建設
  • 樂華北邨
  • 樂華南邨
  • 彩霞邨
  • 牛頭角上邨など。

民間建設[編集]

政府施設[編集]

  • 牛頭角政府合署
  • 牛頭角市政ビル
  • 牛頭角警署など