海の御先

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海の御先
ジャンル 青年漫画
漫画
作者 文月晃
出版社 白泉社
掲載誌 ヤングアニマル
発表期間 2007年5号 - 連載中
巻数 4巻
テンプレート使用方法 ノート
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海の御先』(うみのみさき)とは文月晃の漫画作品である。白泉社ヤングアニマル」にて2007年5号から連載開始。

目次

[編集] ストーリー

東京から遠く離れた南の島・奥津島に引っ越してきた高校2年生の少年・後藤凪は、風に飛ばされた麦藁帽子を拾ったのをきっかけに島に住む同い年の少女・鳴海雫と出会う。雫の案内で凪の目的地である「海の御先」と呼ばれる岬へ向かい仲を深めた2人だったが、転校先の高校で再会した凪に対し雫は冷たい態度を取る。

実は雫は奥津島で信仰されている「龍神」に仕える巫女神・「御先の巫女」のひとりで島の住人からは神のように祀られており、気安く関わってはならない存在だった。海の御先に案内してくれた明るく無邪気な雫とのギャップに釈然としない凪だったがクラスメイトや島の住人の雫に対する態度、そして密祭である「龍神祭」での雫の姿に雫が背負っているものの大きさを知る。

龍神祭を終え、同じく御先の巫女である南雲火凜御剣そよぎと共に集められた雫は今期転生した龍神を紹介される。龍神とは、ほとんど女児しか生まれない御先の巫女から先代の龍神が亡くなった日に生まれた男児。御先の巫女は龍神が現れるとその寵愛を賜るべく奉仕しなければならない。顔を上げた雫の目の前にいた龍神は、後藤凪その人であった。

[編集] 登場人物

後藤 凪(ごとう なぎ)
本作の主人公で、高校2年生。9月23日生まれ。
東京から奥津島に引っ越してきた。本来は父親も奥津島に来る筈だったが、ニューヨークへ出張になり一人暮らしをすることになる。母親は奥津島出身(凪は知らなかったが、御先の巫女だった)で、凪を産むとすぐに亡くなっている。御先の巫女から稀に生まれる男の子で、先代の龍神が亡くなった日に生まれたことから何百年ぶりかの龍神の生まれ変わりとされる。
性格は基本的に誠実で、他人を思いやる優しい性格。突然、龍神の生まれ変わりと言われ戸惑うも島の風習だけでなく御先の巫女達をひとりの人間として受け入れようとする。
父子家庭で育ったため、料理が非常に上手い。
鳴海 雫(なるみ しずく)
御先の巫女のひとりで、最高位にあたる「恵みをもたらす海の巫女」。高校2年生で5月生まれ。
島の人々からは神と崇められており、巫女として感情を表に出さないようにしているが、本来はよく笑う歳相応に明るい女の子。凪と初めて会った際は本来の性格を見せていた(旅行者と思っていたため)が、凪が引っ越して来たと知ると巫女として素っ気なく接しようする。しかし凪が龍神と分かってからはその人柄に触れ、本来の自分を見せる様になる。
実は、一部屋が埋め尽くされるほどの大の少女漫画やぬいぐるみ好きで、火凛やそよぎにすら見られた事が無い。人目を気にする立場ゆえ、学校の共用のパソコンを使ってネットショップから購入している。
幼少時に真っ先に志願して出家をし、御先の巫女用の家で一人暮らしをしている。また低血圧なのか寝起きはボケた行動をする事が多い。
御剣 そよぎ(みつるぎ そよぎ)
御先の巫女のひとりで、第二位にあたる「守りを司る風の巫女」。高校2年生。眼鏡を掛けている。
生真面目で物心がつく前から御先の巫女として、使命や運命について教えられるだけでなく、自らの定めと立場を受け入れている為、非常に強い使命感を持った言動をしていた。
「頑張れば必ずなんとかなる」が持論。家事の殆どをした事がなく、特に料理は包丁もまともに扱えないほどだった。また男女の機微に疎い上に、火凛から借りた雑誌やドラマを鵜呑みにして、下着姿で凪の寝室へ潜入したり、座っている凪の膝の上に座ったり、凪が家に行くと言った事を逢い引きの為と勘違いしたりと、知識の偏りから傍から見れば大胆な行動を取るが、そよぎにとっては御先の巫女として龍神の寵愛を得ようと努力しているに過ぎない。
当初、雫や火凜に対して気安く接しようとした凪に対し、巫女の使命感から厳しい態度を接し、龍神と判ってからも事務的に接したため、凪との関係はギクシャクしたものだった。しかし、一晩共に過ごした事で凪にはそよぎの不器用な実直さが、そよぎには凪がしきたりだけでなく、人間としてのそよぎを受け入れたいという気持ちが伝わり、関係が良好になった。
本来雫達の代では、出家は一人すれば良いと成っているが、雫への対抗心と心配から出家をして一人暮らしをしている。
南雲 火凜(なぐも かりん)
御先の巫女のひとりで、第三位にあたる「繁栄をもたらす火の巫女」。高校2年生。
快活で島民からは崇拝の対象としてだけではなく、身近な神として好かれ気さくに話しかけられている。また、困っている人を見ると放っておけない世話好きな性格。料理が得意で、その腕は凪を凌ぐほど。
凪の引越し先の隣に住んでおり偶然着替えを見られるなどしたため、当初は凪に対して不信感を持っていた。しかし、火凜に原因があったことや元々の性格からすぐに解消。凪が龍神と判ってからは接し方に悩むものの、結局普段どおりに接する事に。そして凪の誠実さに触れるにつれて、龍神としてではなくひとりの人間としての凪に惹かれていく。
強い使命感を持って巫女をしている雫達に対し、使命感が希薄だったせいか負い目を持っていた。しかし、凛音の計らいで改めて凪への強い想いを再認識し、負い目を克服して雫達に対して宣戦布告をした。
南雲 凜音(なぐも りんね)
火凜の妹。直感に優れ(一目で凪の正体に気がついた)、精神的にも巫女たちよりも大人な部分を持っている。ただ火凜によると非常に人見知りな性格をしているそうである。凪を「兄ぃ兄ぃ」(にぃにぃ)、雫達を「姉ぇ姉ぇ」(ねぇねぇ)と呼んでいる。
南雲 ヤエ(なぐも やえ)
「おばぁ」と呼ばれている火凜たちの親戚。事前に世話を頼まれていた事から、凪の父親や母親とは面識がある。また龍神祭を取り仕切り、凪が龍神の生まれ変わりであることを知っているなど龍神信仰の中枢にいるもよう。
如月(きさらぎ)
奥津島高校の教師で凪達の担任。
小学生と見まがうほどの幼い外見でしょっちゅう凪をからかったり思いつきでイベントを開くなど行動が子供っぽい面もあるが、クラスの雰囲気を敏感に察知したりイベント開催は凪をクラスになじませる目的もあったなど怜悧な一面もある。大学では古代民俗学を専攻しており、密祭である龍神祭の存在を知っていた。カナヅチ
海斗(かいと)
凪達のクラスメート。
来間 小夏(くるま こなつ)
凪達のクラスメート。
平良 静江(ひらら しずえ)
凪達のクラスメート。そよぎをとても慕っており、頻繁に身の回りの世話をしている。その為、そよぎが家事を出来ない原因となっている。
吉野 涼帆(よしの すずほ)
凪達のクラスメート。
奥津 宮古(おきつ みやこ)
凪の母親で御先の巫女だった女性。凪を出産後に亡くなっている。ヤエとは面識がある。

[編集] 単行本

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