法面

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道路の両側に作られた法面
河川堤防(断面図)における法面(4.表法、7.裏法)

法面(のりめん)とは、切土盛土により作られる人工的な斜面のこと。道路建設や宅地造成などに伴う、地山掘削、盛土などにより形成される。

概要[編集]

  • 法面の傾斜は、切土や盛土が崩壊しないよう考慮する必要があり、土質、岩質等により安定勾配を算出する。不足分は保護工により補う。
  • 法面の斜面長は、高さに対する安定勾配で決まる。安定度を考慮して、冗長にならないよう適宜、小段(犬走り)を設置する。斜面工事を行う労働者の安全や万が一にを考慮する。
  • 地山掘削を伴う法面工事に関しては、労働安全衛生規則第355条~第361条(労働安全衛生法の規則)などにより、必要な安全措置を講じる必要性が定められている。

法面に関連する工事[編集]

以下の工事は、斜面崩壊地すべりなど土砂災害の拡大防止を目的として施工する。

法切工[編集]

自然、人工の別を問わない斜面上の不要な土砂を撤去及び整形する工事。単純な地山掘削工事の一環として行われることが多い。

法面保護工[編集]

整形された法面の安定度強化及び浸食を防止する工事。法枠工の施工。モルタル客土を吹き付ける。植生マットを張り付ける。草止めを行なう等、手法にはさまざまなものがある。

土留工[編集]

斜面の末端及び中腹に土留を配して、崩壊を抑止する。

法面調査[編集]

法面は年月の経過と共に劣化し崩壊することがあるため、定期的に、あるいは不定期に点検する必要がある。 点検によって崩壊兆候などの異常が確認されれば、詳細な調査が実施され、法面対策工法が検討される。 法面調査は土木地質の専門技術者等により実施され、高所作業を伴う場合には特殊高所技術による調査も適用される。

緑化[編集]

法面はしばしば緑化される。該当記事を参照。

参考文献[編集]

  • 社団法人 日本道路協会 『落石対策便覧』、2000年ISBN 4-88950-412-5
  • 財団法人 道路保全技術センター 『道路防災総点検要領』。