法定
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法定
法定(ほうじょう)とは、直心影流剣術において最初に学ぶ形であり最も重視された形。この形の稽古を行なう各地の法定会には、流派に入門せずに稽古できる会もあることから、古流剣術の形としては比較的、剣道家に稽古されている形である。
[編集] 普及の歴史
直心影流剣術(男谷派)第15代の山田次朗吉は、旧制第一高等学校、東京商科大学等で法定を指導した。山田より指導を受けた加藤完治や大西英隆、大森曹玄らも山田亡き後、法定を指導した。
加藤完治は法定のみを学んだ[1](直心影流剣術を正式に学んだのではない)。加藤完治は法定を日本農業実践学園で指導し、当時学生だった酒井章平が受け継いだ。その後、剣道範士・小川忠太郎が剣道界に紹介し、また自らも学んだため、剣道界に知られるようになった。酒井章平は日本農業実践学園内に設けられた日本武道修練会で法定を指導していたが、前年自己の持つ法定の用具一切を高弟の高木聖剛に譲り平成17年他界した。 現在、日本武道修練会の系列で法定を行っているのは市川市の宏道会、龍ケ崎市の日本伝統技術保存会などである。
大西英隆は百錬会を設立して、山田より伝えられた直心影流剣術を指導した。その内容は法定のみではなく韜、小太刀、刃挽、丸橋などの形を伝えていたが、一橋大学、高崎経済大学、早稲田大学等で法定のみの指導も行った。一橋大学の卒業生を中心に、法定を稽古する法定会が各地で開かれ法定は全国に広まった。
大森曹玄も山田より直心影流剣術を伝えられており、僧侶になる前は剣術道場を開いていたが出家後は僧侶としての活動の傍ら、法定の指導も行った。
- ^ 『武道の研究』日本農業実践学園 編
[編集] 法定の内容
法定は八相発破、一刀両断、右転左転、長短一味の4本からなる。剣術の実技よりも、呼吸法をともなう鍛錬を目的とする形である。
