桜坂 (那覇市)

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桜坂(さくらざか)は沖縄県那覇市牧志に所在する歓楽街である。沖縄都市モノレール線牧志駅西口の国際通り平和通りに直角に面した南東エリアに広がり、第二次世界大戦後の米国統治時代には数百件のバースナックキャバレー映画館などが建ち並び、歓楽街としては沖縄県内で最も賑わっていた。近年はモノレールの開通などで再び賑わいを取り戻しつつある。またゲイ・タウンとしての顔も持つ。

歴史[編集]

1970年代以降、歓楽街の中心は海寄りの若狭方面へ移り、桜坂地区の飲食店数は激減した。国際通りの名称の元だったアニーパイル国際劇場グランドオリオン、シネコン琉映などの映画館も相次いで閉館。最悪期には沖縄で「桜坂」と言えば「場末」と同義語に近かった。

2000年代に入ると安い賃料と沖縄都市モノレール線の牧志駅に近い立地条件が見直され、若者向けのカフェクラブ、長期滞在者向けのゲストハウス、「大人の隠れ家」的な飲食店が増加して賑わいが戻りつつある。閉鎖された「シネコン琉映」が『桜坂劇場』として新たにオープン、今までにない文化発信の拠点として再び注目を集めている。また、沖縄唯一のゲイ・タウンであり会員制のゲイバーが点在していることで知られている(後述)。

桜坂劇場[編集]

桜坂劇場
Sakurazaka Theater
桜坂劇場
情報
正式名称 桜坂劇場
旧名称 珊瑚座、桜坂琉映館、桜坂シネコン琉映
開館 2005年7月1日
収容人員 (3スクリーン)476人
設備 ドルビーデジタル
用途 映画上映、各種イベント
運営 株式会社クランク
所在地 900-0013
沖縄県那覇市牧志3-6-10
位置 北緯26度12分52秒
東経127度41分24秒
アクセス ゆいレール(沖縄都市モノレール)牧志駅から南西へ徒歩8分
公式サイト http://www.sakura-zaka.com/

桜坂劇場(さくらざかげきじょう)は、映画監督の真喜屋力中江裕司によって設立された「株式会社クランク」が運営を行っている映画館

前身は1952年に開業した芝居小屋「珊瑚座」。1953年に映画館に転身し「桜坂琉映館」と改称。1986年11月28日「桜坂シネコン琉映」としてリニューアル。主に松竹東映系の作品を中心に3スクリーン(スカラ座、ロキシー、キリン館)で営業していたが、2005年4月10日をもって閉館。同年7月1日、現館名に改称し発展的に生まれ変わった。

主にミニシアター向きの作品を中心に、音楽家のライブなどの各種イベントも行っている。

座席数[編集]

  • ホールA:291席
  • ホールB:100席
  • ホールC:85席

ゲイタウン[編集]

桜坂劇場や希望の丘公園に近い、桜坂中通りや桜坂通り、グランドオリオン通りを中心としたエリアにゲイバーなどが29店(2013年1月時点)ほど集まっている。桜坂から外れるが、国際通りの北側や、牧志駅の隣駅の安里駅付近などにもゲイ施設があり、トータルすると36店ほどになる[1]。因みに沖縄県全体ではゲイ系店舗・施設などは54ヶ所ほどある[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b ゲイ・イエローページ「Gclick」(2013年1月)より。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]