栄町 (美作市)

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栄町
美作市役所
美作市役所
日本
都道府県 岡山県
市町村 美作市
行政地区(広域) 美作
行政地区 林野
郵便番号
707-0025

栄町(さかえまち)は、岡山県美作市にある大字である。同市の市役所所在地。また英田郡美作町の役場所在地であった。旧称は、三海田(みかいた)。かつての英田郡三海田村に相当する。

郵便番号は〒707-0025(美作郵便局管区)。

概要[編集]

美作市域のほぼ中部にあたる。市役所および旧美作町役場の所在地で、かつては三海田(みかいた)と称した[1]

国道179号線に沿って町並をつくり、JR姫新線林野駅吉野川の右岸の明見地区にある。当地の町並みは、林野駅が置かれたのに伴い生まれた、比較的新しい町並みである[1]

沿革[編集]

歴史[編集]

もとは英田部三海田村で、古くは林野郷林野保に属した。江戸時代になると津山藩森氏の支配下となる。『作陽誌』に高83石4斗、戸数7戸、人数44人と記載されている。森氏除封後元禄11年、新たな津山藩主松平氏の所領となり明治に至る[1]

明治22年 6月1日、倉敷村など3村と合併して新たな倉敷村となり、大字三海田となる[1]

同29年に町制施行し倉敷町、大正7年に林野町への改称を経て、昭和28年4月1日、周辺との合併により美作町となり、役所が当地に置かれ、これを機に三海田を改めて栄町とした。姫新線の開通するまではさびれた町はずれであったが、鉄道が開通し、隣の明見に林野駅が置かれてから急激に発展をみせた地区である[1]

その後、平成17年に美作町を含む勝英地方の6町村が合併し、美作市を新設、栄町の旧美作町役場を市役所とした。

年表[編集]

栄町地区の出来事
年月日 出来事 備考
慶長8年 森氏を藩主とする津山藩が立藩され、同藩の所領となる。
元禄11年 津山藩主が松平氏へ代わり、同氏の所領となる。
明治22年6月1日 町村制施行により、英田郡三海田村倉敷村三倉田村朽木村が合併して同郡倉敷村を新設。倉敷に役場を設置。
明治29年 英田郡倉敷村が町制施行し、倉敷町に改称。
明治33年4月1日 英田郡・吉野郡が統合されて英田郡となる。
大正7年 倉敷町が林野町へ改称。
昭和28年4月1日 林野町が英田郡豊田村楢原村勝田郡湯郷町豊国村と合併、英田郡美作町を新設。三海田に役場を設置し、同時に三海田を栄町へ改称。
平成17年3月31日 英田郡美作町・英田町作東町大原町東粟倉村勝田郡勝田町が合併し、美作市を新設。栄町の旧美作町役場に市役所を設置。

地勢[編集]

山岳

河川

主要施設[編集]

公的施設

郵便局

  • 美作栄町簡易郵便局

医療・福祉施設

一般企業・商店等

交通施設

宗教施設

交通[編集]

道路

鉄道

参考文献[編集]

  • 『県別マップル岡山県道路地図』昭文社(2013年)
  • 巌津政右衛門 『岡山地名事典』日本文教出版社(1974年)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 巌津政右衛門 『岡山地名事典』日本文教出版社(1974年)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]