栃木県酒造組合

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栃木県酒造組合事務所 兼 酒々楽

栃木県酒造組合(とちぎけんしゅぞうくみあい)は栃木県酒蔵で組織される組合。事務所は宇都宮市本町の官庁街にあったが、建物老朽化により、2024年(令和6年)2月に平出工業団地に位置する栃木県JAビル内に移転することとなった[1]

下野杜氏[編集]

栃木県産業技術センターの協力を受けて、2006年度(平成18年度)に「下野杜氏」の認定制度をスタートした[2]。2016年(平成28年)までに認定された下野杜氏は22人である[2]

酒々楽[編集]

2024年2月に移転するまで事務所は宇都宮市本町の木造2階建ての建物内にあり、1999年(平成11年)12月から建物の1階に栃木県内の全蔵元の日本酒を試飲できるアンテナショップ「酒々楽(ささら)」が開設されていた[1]。近隣の居酒屋飲食店の経営に影響しないよう、営業時間は木曜日を除く平日の夕方2時間(午後5時から7時)[1]、試飲できるのも1人10杯までとなっていた[2]

しかし、建物は1947年(昭和22年)築で雨漏りが発生するなど老朽化が深刻なことから、2023年(令和5年)11月に組合の臨時総会を開催し、2024年(令和6年)2月に組合事務所の移転と1月31日をもって酒々楽の閉店を決定した[1]。組合としては酒々楽の移転・継続を模索しているが[3]、1杯100円または200円という料金体系(組合事務所内の店ということでテナント料はかかっていなかった)を維持できる適当な物件も無いことから[1]、閉店時点での移転先は未定である[3]

組合員[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e 県内の全蔵元網羅の宇都宮の利き酒店「酒々楽」に幕。老朽化も「再開を模索」”. 読売新聞 (2024年1月30日). 2024年2月1日閲覧。
  2. ^ a b c 県民だより 2016 3月号”. 栃木県広報課 (2016年3月6日). 2024年2月1日閲覧。
  3. ^ a b 閉館惜しみながら地酒で乾杯! 栃木県産日本酒試飲所「酒々楽」 新天地での営業再開検討も、移転先は未定」”. 下野新聞SOON (2024年1月31日). 2024年2月7日閲覧。
  4. ^ a b c d e f 栃木県酒造組合”. 日本酒造組合中央会組合員名簿(PR用). 日本酒造組合中央会 (2023年4月1日). 2024年2月16日閲覧。

外部リンク[編集]