恋するプリテンダー
| 恋するプリテンダー | |
|---|---|
| Anyone but You | |
| 監督 | ウィル・グラック |
| 脚本 |
ウィル・グラック イラナ・ウォルパート |
| 原案 | イラナ・ウォルパート |
| 製作 |
ウィル・グラック ジョー・ロス ジェフ・キルシェンバウム |
| 製作総指揮 |
シドニー・スウィーニー アリッサ・アルトマン キャサリン・ビショップ チャーリー・コーウィン シドニー・キンメル マーク・オコナー ナタリー・セラーズ ジャクリーン・モネッタ |
| 出演者 |
シドニー・スウィーニー グレン・パウエル アレクサンドラ・シップ ガタ |
| 音楽 |
エスティ・ハイム クリストファー・ストレイシー |
| 撮影 | ダニー・ルールマン |
| 編集 |
ティア・ノーラン キム・ボリッツ＝ブレーム |
| 製作会社 |
コロンビア映画 ロス/キルシェンバウム・フィルム SKグローバル フィフティ-フィフティ・フィルムズ オリーブ・ブリッジ・エンターテインメント |
| 配給 |
 ソニー・ピクチャーズ リリーシング ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント |
| 公開 |
2023年12月22日 2024年5月10日 |
| 上映時間 | 103分[1] |
| 製作国 |
アメリカ合衆国 |
| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $25,000,000[2] |
| 興行収入 |
 $216,106,567[2] |
『恋するプリテンダー』（こいするプリテンダー、Anyone but You）は2023年のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画である。監督はウィル・グラック、主演はシドニー・スウィーニーとグレン・パウエルが務めた。本作はウィリアム・シェイクスピアの戯曲『空騒ぎ』から大きな影響を受けている[3]。
ストーリー[編集]
ボストン大学のロースクールに通うビーは、エリート金融マンのベンと偶然出会い、そのまま彼のアパートで一夜を共にした。ところが、翌朝、ビーはベンを起こさないままアパートを立ち去ってしまう。これが原因で話がこじれてしまい、2人の恋はあっけなく終わりを迎えた。
それからしばらくして、ビーはシドニーで行われる姉（ハル）の結婚式に出席することになった。ビーが飛行機に乗っていると、近くに座っていたベンに話しかけられた。最悪なことに、ベンもまた同じ結婚式に出席することになっていたのである。
結婚式の会場にはビーの元婚約者（ジョナサン）とベンの元恋人（マーガレット）の姿もあった。ビーの両親は娘とジョナサンの復縁を願っており、お節介にも手をまわしてきた。そこで、ビーは「自分と恋人になったふりをしてくれないか」とベンに頼んだ。ベンはマーガレットの気を引いて復縁するには好都合だと思い、ビーの頼みに応じることにした。
本作は2人の偽りの恋が本物に変化していく様子を描き出す。
キャスト[編集]
- ビー：シドニー・スウィーニー
- ベン：グレン・パウエル
- クローディア：アレクサンドラ・シップ
- ピート：ガタ
- ハル：ハドリー・ロビンソン
- キャロル：ミシェル・ハード
- レオ：ダーモット・マローニー
- ジョナサン：ダレン・バーネット
- ロジャー：ブライアン・ブラウン
- イニー：レイチェル・グリフィス
- マーガレット：チャーリー・フレイザー
- ボー：ジョー・デヴィッドソン
製作[編集]
2023年1月11日、ウィル・グラック監督の新作映画にシドニー・スウィーニーとグレン・パウエルが出演することになったと報じられた[4]。2月、アレクサンドラ・シップ、ミシェル・ハード、ブライアン・ブラウン、ダレン・バーネット、ハドリー・ロビンソンの出演が決まった[5][6]。3月、ダーモット・マローニー、レイチェル・グリフィス、ガタがキャスト入りした[7][8]。
撮影・音楽[編集]
2023年2月、本作の主要撮影がオーストラリアのニューサウスウェールズ州で始まった[9]。なお、ヘリコプターを使用したシーンの撮影中、機材トラブルのために緊急着陸を余儀なくされるという一件があった[10]。12月5日、エスティ・ハイムとクリストファー・ストレイシーが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[11]。22日、マディソン・ゲート・レコーズが本作のサウンドトラックを発売した[12]。
公開・マーケティング・興行収入[編集]
2023年10月19日、本作のティーザー・トレイラーが公開された[13]。11月16日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[14]。12月11日、本作はニューヨークでプレミア上映された[15]。22日、本作は全米3055館で封切られ、公開初週末に600万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場4位となった[16]。
評価[編集]
本作に対する批評家の評価は平凡なものに留まっている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには103件のレビューがあり、批評家支持率は55%、平均点は10点満点で5.6点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「ストーリーにウィットが足りないが、演出は巧みで、主演2人は物凄く好感度が高い。娯楽作品として見るならば、『恋するプリテンダー』はまずまずの出来であろう。」となっている[17]。また、Metacriticには26件のレビューがあり、加重平均値は52/100となっている[18]。なお、本作のCinemaScoreはB+となっている[19]。
出典[編集]
- ^ “恋するプリテンダー”. 映画.com. 2024年4月15日閲覧。
- ^ a b “Anyone but You”. The Numbers. 2024年4月21日閲覧。
- ^ “Breaking Down Every Shakespeare Nod in Sydney Sweeney and Glen Powell’s Rom-Com ‘Anyone But You’”. US Weekly (2024年1月5日). 2024年4月21日閲覧。
- ^ “Sydney Sweeney And Glen Powell To Star In Sony Rom-Com From Will Gluck”. Deadline.com (2023年1月11日). 2024年4月15日閲覧。
- ^ “Alexandra Shipp Joins Sydney Sweeney And Glen Powell In Sony Rom-Com From Will Gluck”. Deadline.com (2023年2月10日). 2024年4月15日閲覧。
- ^ “Michelle Hurd, Bryan Brown, Darren Barnet & Hadley Robinson Board Sony Rom-Com From Will Gluck”. Deadline.com (2023年2月16日). 2024年4月15日閲覧。
- ^ “Dermot Mulroney & Rachel Griffiths Latest To Board Will Gluck’s Sony Rom-Com”. Deadline.comm (2023年3月7日). 2024年4月15日閲覧。
- ^ “‘Dave’ Breakout GaTa Boards Sony’s Sydney Sweeney Rom-Com From Will Gluck”. Deadline.com (2023年3月10日). 2024年4月15日閲覧。
- ^ “Will Gluck rom-com starring Sydney Sweeney, Glen Powell, Bryan Brown to film in NSW”. IF Magazine (2023年2月23日). 2024年4月15日閲覧。
- ^ “Glen Powell Is the Rom-Com Stud We Deserve”. Rolling Stone (2023年12月21日). 2024年4月15日閲覧。
- ^ “Este Haim & Christopher Stracey Scoring Will Gluck’s ‘Anyone But You’”. Film Music Reporter (2023年12月5日). 2024年4月15日閲覧。
- ^ “‘Anyone But You’ Soundtrack Album Details”. Film Music Reporter (2023年12月22日). 2024年4月15日閲覧。
- ^ “ANYONE BUT YOU – Official Teaser Trailer (HD)”. YouTube (2023年10月19日). 2024年4月21日閲覧。
- ^ “ANYONE BUT YOU – Official Trailer (HD)”. YouTube (2023年11月16日). 2024年4月21日閲覧。
- ^ “Sydney Sweeney & Glen Powell At ‘Anyone But You’ Premiere: “We Made The Rom-Com Big Again””. Deadline.com (2023年12月12日). 2024年4月21日閲覧。
- ^ “Domestic 2023 Weekend 51/December 22-24, 2023”. Box Office Mojo. 2024年4月21日閲覧。
- ^ “Anyone but You”. Rotten Tomatoes. 2024年4月21日閲覧。
- ^ “Anyone but You”. Metacritic. 2024年4月21日閲覧。
- ^ “‘The Color Purple’ Wins Christmas Day With $18M+ & A CinemaScore As Warner Bros Dominates Holiday Box Office – Tuesday Update”. Deadline.com (2023年12月26日). 2024年4月21日閲覧。