大顎亜門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

大顎亜門(たいがくあもん)は、かつて節足動物門の一部に使用された分類群の名称。六脚類(広義の昆虫)、甲殻類多足類ムカデなど)を含むとされ、鋏角亜門クモサソリ等)と姉妹群をなすとされた。口器として大顎を持つのが名前の由来になっている。これは口の直後の体節の付属肢に由来し、その次の付属肢も小顎として口器に参加する。口の前には一対ないし二対の触角がある。この点で触角を欠き、口器として鋏角のみを持つ鋏角類とはっきりとした違いを見せている。

最近の分子系統学的研究では、大顎亜門の単系統性は否定されており、六脚類、甲殻類、多足類、鋏角類を独立の亜門として扱うのが主流となっている(上島 2008)[1]


参考文献[編集]

  1. ^ 上島励 「節足動物の分子系統学、最近の展開」 『節足動物の多様性と系統』 石川良輔編、岩槻邦男・馬渡峻輔監修、裳華房、2008年、ISBN 978-4-7853-5829-7 p.30-48