大阪高速鉄道3000系電車
| 大阪高速鉄道3000系電車 | |
|---|---|
 3000系（万博記念公園駅付近） | |
| 基本情報 | |
| 運用者 | 大阪高速鉄道→大阪モノレール |
| 製造所 | 日立製作所笠戸事業所 |
| 製造年 | 2018年 - |
| 製造数 | 36両（予定） |
| 運用開始 | 2018年10月21日 |
| 投入先 | 大阪モノレール本線・彩都線 |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 4両編成（3M1T） |
| 軌間 | 軌道桁幅 850 mm |
| 電気方式 |
直流 1,500 V （剛体複線式） |
| 最高運転速度 | 75 km/h |
| 起動加速度 | 3.0 km/h/s |
| 減速度（常用） | 4.0 km/h/s |
| 減速度（非常） | 4.5 km/h/s |
| 編成定員 | 400人 |
| 車両定員 |
先頭車95人（座席は26人） 中間車105人（座席は36人） |
| 車両重量 | 26.7 - 28.1 t |
| 編成重量 | 108.8t |
| 全長 |
先頭車 15,500 mm 中間車 14,600 mm |
| 全幅 |
車体幅：2,900 mm 最大幅：2,980 mm |
| 全高 |
先頭車 5,190 mm 中間車 5,170 mm |
| 床面高さ | 1,130 mm |
| 車体 |
アルミニウム合金 ダブルスキン構造 |
| 台車 |
鋼板溶接構造2軸ボギー跨座形台車 HAF-47形・HAF-48形 |
| 主電動機 | かご形三相誘導電動機 |
| 主電動機出力 | 105 kW |
| 駆動方式 | 2段減速直角カルダン駆動方式 |
| 歯車比 | 6.55 |
| 制御方式 | 2レベルIGBT素子VVVFインバータ制御（1C2M2群制御） |
| 制御装置 | 日立製作所製 VFI-HR2415L |
| 制動装置 | 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ・保安ブレーキ・駐車ブレーキ |
| 保安装置 | 車内信号式ATC |
大阪高速鉄道3000系電車（おおさかこうそくてつどう3000けいでんしゃ）は、大阪高速鉄道（現・大阪モノレール）が導入したモノレール車両である。
同鉄道としては17年ぶりの新型車両であり、2018年（平成30年）10月21日に営業運転を開始した[1]。2018年度グッドデザイン賞を受賞[2]。
概要[編集]
「中期経営計画2017–2021」において8編成の更新および1編成の増備のための新型車両として計画され[3]、2018年度に1編成が導入された。当初の計画では2021年度までに合計9編成を導入する予定であったが、その後の「中期経営計画2020-2024」では完了時期が2022年度に繰り下げられた[4]。さらに2021年には、新型コロナウイルス感染症の影響により運輸収入が減少したことから投資計画を見直し、2025年度までに導入する計画に変更された[5]。
編成構成[編集]
編成は3600形 (Mc1) - 3500形 (M2) - 3200形 (M1) - 3100形 (Tc2) で、3M1Tの4両固定編成となっている[6]。従来の車両と同様、将来の6両編成化を考慮した形式番号になっている。性能は従来車と同等の最高速度75km/h、起動加速度3.0km/h/s、常用減速度4.0km/h/s・非常減速度4.5km/h/sとされた[6]。
定員と自重は3600形(Mc1)が95人、28.1t。3500形(M2)が105人、27.0t。3200形(M1)が105人、27.0t。3100形(Tc2)が95人、26.7tである[6]。
車両番号は第1編成の下2桁が50となっている[6]。
| 編成名 | メーカー名 | 製造年 | 参考 | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 3000系 | |||||
| 50 | 日立製作所 | 2018年10月21日 | |||
| 51 | 日立製作所 | 2020年11月14日 | 黄色帯車両 | ||
| 52 | 日立製作所 | 2021年 8月 3日 | |||
| 53 | 日立製作所 | 2021年10月12日 | |||
外装・内装[編集]
外装[編集]
- 車体の前面は同鉄道のコーポレートカラーであるブルーが配色されている。
- ロゴマークは前面ガラスの左上に配置されている。
- 前面および側面にはフルカラーLED式の行先表示器が設置されており、「遠足」「臨時」などの表示も可能である[7]。
- 車体にはマゼンタ色のラインが描かれている。第2編成では当該部分が黄色になっている。
内装[編集]
- 乗務員室前を除き全車がロングシートを採用している。シートの幅は48cmで、通勤電車としては最大級とされている[7]。また、座席のモケット色は紫で、運転席後ろの展望席はたこ焼きや大阪ホイールなどが描かれているモケットがある。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典 [編集]
- ^ “新型車両｜大阪モノレール”. www.osaka-monorail.co.jp. 2021年10月15日閲覧。
- ^ “大阪モノレール3000系が「グッドデザイン賞」を受賞｜鉄道ニュース｜2018年10月4日掲載｜鉄道ファン・railf.jp”. 鉄道ファン・railf.jp. 2021年10月15日閲覧。
- ^ “大阪モノレール中期経営計画2017 – 2021” (PDF). 大阪高速鉄道 (2017年3月). 2021年10月24日閲覧。
- ^ “中期経営計画2020-2024” (PDF). 大阪高速鉄道. 2021年10月15日閲覧。
- ^ “2021年度 移動等円滑化取組計画書” (PDF). 大阪モノレール (2021年6月25日). 2021年10月24日閲覧。
- ^ a b c d 大阪モノレール3000系運行開始記念乗車券台紙より
参考文献[編集]
- 日本鉄道運転協会『運転協会誌』2019年6月号新型車両プロフィールガイド「大阪モノレール新型車両3000系の概要」（大阪高速鉄道（株）技術部 豊田裕三）
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 大阪モノレール新型車両3000系、搬入作業の様子を公開 - マイナビ鉄道ニュース
- 大阪モノレール新型車両3000系を公開、10/21デビュー - マイナビ鉄道ニュース
- 大阪モノレール新型車両3000系に試乗、細かな配慮行き届いた車両に - マイナビ鉄道ニュース
- 大阪モノレール新型車両3000系デビュー! 万博記念公園駅で出発式 - マイナビ鉄道ニュース
