大当り狸御殿

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大当り狸御殿
監督 佐伯幸三
脚本 中田竜雄
原作 木村恵吾
製作 杉原貞雄
出演者 雪村いづみ
美空ひばり
山田真二
ミヤコ蝶々南都雄二
中田ダイマル・ラケット
トニー谷
浜村美智子
音楽 松井八郎
撮影 岡崎宏三
製作会社 宝塚映画
配給 東宝
公開 日本の旗 1958年2月26日
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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大当り狸御殿』(おおあたりたぬきごてん)は、1958年2月26日東宝系で公開された日本映画。カラー。東宝スコープ宝塚映画作品。

概要[編集]

戦前から大映などで公開された木村恵吾原作の「狸御殿」を、東宝傍系の宝塚映画により製作されたミュージカル。狸御殿の姫君・きぬた姫と、きぬた姫にそっくりな城下の旅籠の女中・お黒がお互いの立場を入れ替え、好みの男性を射止めるまでを描く。

主演は三人娘の一人・雪村いづみで、きぬた姫とお黒の二役を演じている。そして同じ三人娘の一人の美空ひばりと、「三人娘映画」の常連・山田真二が、それぞれの愛人を演じる。

一方の助演には、ベテラン喜劇俳優「シミキン」こと清水金一、上方漫才師のミヤコ蝶々南都雄二中田ダイマル・ラケット、そして東宝特撮の佐原健二河内桃子など。極め付けは、当時「バナナ・ボート」をヒットさせていた歌手・浜村美智子が、城のショー(司会役はトニー谷)の歌手役で出演し、時代劇にもかかわらず、カリビアンの扮装で「バナナ・ボート」を披露している。

ストーリー[編集]

ここ狸御殿では、姫君・きぬた姫の誕生会がもうじき催されようとしていた。会には隣国の若君で、きぬた姫と将来結婚させようとしている狸吉郎も来る予定だ。だがきぬた姫は狸吉郎との政略結婚を嫌がり、密かに城を抜け出すと、町民に変身して城下へ出かけた。そうとは知らぬ狸御殿では、いよいよ狸吉郎が現れたが、きぬた姫がいなくなったために大騒ぎ。折りしも御殿に、城下の旅籠「つづみ屋」の女中・お黒が団子を届けに来たが、そのお黒がきぬた姫に瓜二つなのを見て、お黒を姫の替え玉にした。その頃きぬた姫は山賊に襲われ、更に蜘蛛の巣谷に落ち、その谷に落ちていた「もん白のお蝶」と共に女王蜘蛛に襲われるが、偶然その場を訪れた若侍・狸千代に助けられる。やがてきぬた姫は城下にやって来たが、お黒と間違われて、つづみ屋で女中として働かされる羽目になった。そこへ狸千代が泊まりに現れ、やがて二人にはひそかな思いが芽生えた。

やがて狸御殿では、年に一度の「狸祭り」が行われた。その頃行商にやられたきぬた姫は御殿の家老達に捕まるが、辛うじて逃げ帰る。この様子を見ていたお蝶は、狸千代に女中がきぬた姫だと教えた。それを知った狸千代はきぬた姫に、城に帰って立派な女王になる様勧める。かくしてきぬた姫は、狸千代を連れて御殿へ。一方狸吉郎はきぬた姫と狸千代の間柄を知り、二人を祝福した。役目が終わったお黒は寂しくつづみ屋へ帰ろうとするが、そこへ狸吉郎が手を差し伸べた。そして二人はきぬた姫の誕生会に出席した……。

スタッフ[編集]

出演者[編集]

同時上映[編集]

別れの波止場

参考資料[編集]

関連項目[編集]