喜連川人車鉄道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

喜連川人車鉄道(きつれがわじんしゃてつどう)とは、栃木県塩谷郡氏家町(現・さくら市)にあった国鉄氏家駅と、同郡喜連川町(同)を結んでいた人車鉄道、およびその運営会社である。営業は1902年明治35年)から1918年大正7年)。1909年(明治42年)社名を喜連川人車軌道に改称している。

路線データ[編集]

運行停止時点

  • 路線距離:氏家 - 喜連川 8.2km
  • 軌間:610mm
  • 駅数:5駅(起終点含む)
  • 電化区間:なし(全線非電化)

運行形態[編集]

1906年4月時点では1日7往復の客車が設定されていた。他に乗客3人以上で臨時客車の運行有り。所要時間は上り氏家行きが1時間10分、下り喜連川行きは60分[1]

歴史[編集]

駅一覧[編集]

運行停止時点

氏家(うじいえ) - 並木(なみき) - 松山(まつやま) - 荒川(あらかわ) - 喜連川(きつれがわ)

接続路線[編集]

輸送・収支実績[編集]

年度 乗客(人) 貨物量(トン) 営業収入(円) 営業費(円) 益金(円) 支払利子(円) その他損金(円)
1908 27,674 3,457 5,300 4,950 350 44
1909 36,900 3,400 5,301 4,101 1,200 1,159
1910 35,592 2,185 4,904 4,013 891 896
1911 37,974 2,816 4,871 4,841 30
1912 35,316 2,894 4,272 4,271 1
1913 21,559 1,725 4,161 4,213 ▲ 52
1914 40,017 1,858 3,868 3,272 596 590
1915 37,098 720 3,268 2,741 527 506
1916 37,021 900 5,347 5,279 68
1917 41,891 850 4,127 4,173 ▲ 46
1918 5,560 250 1,560 1,583 ▲ 23
  • 鉄道院年報、鉄道院鉄道統計資料各年度版

脚注[編集]

  1. ^ 1906年4月改正の時刻表より『かつしかブックレット15 帝釈人車鉄道 -全国人車データマップ-』60頁 
  2. ^ 「軌道特許失効」『官報』1918年7月15日(国立国会図書館デジタル化資料)
  3. ^ 出典は『栃木県鉄道史話』であるが『私鉄史ハンドブック』では廃止日を6月23日としている。また鉄道院鉄道統計資料大正7年度(国立国会図書館近代デジタルライブラリー)によると特許失効は7月15日

参考文献[編集]

  • 今尾恵介(監修) 『日本鉄道旅行地図帳 - 全線・全駅・全廃線』3 関東1巻 新潮社、2008年。27頁
  • 大町雅美『栃木県鉄道史話』落合書店、1971年、349-356頁
  • 和久田康雄『私鉄史ハンドブック』電気車研究会、1993年、55頁
  • 『かつしかブックレット15 帝釈人車鉄道 -全国人車データマップ-』葛飾区郷土と天文の博物館、2006年

関連項目[編集]

外部リンク[編集]