古龍
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| 古龍 | |
|---|---|
| 出生 | 1936年?1937年? 香港? 浙江省? |
| 職業 | 小説家 |
| 各種表記 | |
| 簡体字 | 古龙 |
| 繁体字 | 古龍 |
| ピン音 | Gŭ Lóng |
| 注音符号 | ㄍㄨˇ ㄌㄨㄥˊ |
| 和名表記 | こ りゅう |
| 発音転記 | グー ロン |
| 文学 |
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古龍(こりゅう)は台湾の武侠小説作家。本名は熊耀華。金庸、梁羽生と並んで新派武侠小説の三大家と称される。生年については1936年とも1937年とも言われており、出身地も江西省あるいは香港と説があるが、香港から台湾へ移住。没年は1985年9月21日。
目次 |
[編集] プロフィール
- 香港で幼少時代を過ごし、13歳の時に台湾に移住。
- 1956年、文壇デビュー。当時は武侠小説は書いていなかった。
- 1960年、『蒼穹神剣』以降、武侠小説を書くようになり、生涯およそ80の作品を書いた。
- 1985年、私生活でも武侠小説の世界を地で行くような無頼な生き方をしていたが、この年に病死。
酒を呑まない日はなかったと言われるほど酒を愛し、金遣いも相当に派手。毎日のように友人を招いては散財していた。金がなくなると原稿料を前借し、それを一日で使い切ったなど、豪快な逸話が多い。女性関係についても4度の結婚をしており、各作品の影には1人ずつの女性がいるなどと言われるほど。そのため、晩年は肝臓を傷めていたと言う。
「小説を書くのは金のため」、と公言して憚らず、もともと小説を書き始めた原因は大学時代に生活費を稼ぐためだった。同じく武侠小説家の金庸とは異なり、作品の権利を売却したり借金の担保にしたり、また名義貸し、代作もさせていた。そのため、邦訳については1つの会社で扱うことはできず、小学館やコーエーなど複数の会社から出版されている。
[編集] 作風
主人公の成長を描く金庸に対し、古龍の描く作品では主人公は物語が始まった時点で人格・武術ともに完成しているものが多い。さらに言えば、主人公達の過去も明らかでないことが多く、彼らがどういう修行をしたのか、少年時代はどういう人物だったのかなども語られることは少ない。さらに比較すれば、主人公とヒロインと成長と恋愛を描く金庸に対し、古龍は男女の恋愛よりむしろ男同士の友情を描く傾向にある。特に「友達」には独特の重みが加えられており、主人公には頼りになる友達がいることが多い。
文体についてはかなり特徴があり、カメラを意識したような視覚的なものとなっている。また、地の文や人物の台詞で「人間って者は…」、「つまり女ってのは…」と大上段なテーゼが語られ、それがハードボイルドな魅力となっている。中国では、この台詞などを抜き出して、古龍箴言集までが出版されている。
当時の台湾の政情も起因してか、古龍の作品には具体的な事件や人物が挙げられることが少ないとされる。登場人物はほぼ全員が架空の人物だが、それゆえに癖のある魅力的な人物が多数登場し「香港の金庸、台湾の古龍」と呼ばれるほどの人気を呼んだ。
[編集] 著作リスト
[編集] 初期武侠小説
- 『蒼穹神剣』(1960年)
- 『月異星邪』(1960年)
- 『剣毒梅香』(河洛一剣)(1960年)
- 『剣気書香』(1960年)
- 『湘妃剣』(1960年-1963年)
- 『孤星伝』(1960年-1963年)
- 『失魂引』(1960年)
- 『遊侠錄』(1960年)
- 『護花鈴』(1962年)
- 『神君別伝』(1963年)
- 『彩環曲』(1961年-1963年)
- 『残金缺玉』(1960年)
- 『飄香剣雨』(1963年-1965年)
- 『剣玄録』
- 『剣客行』(1962年-1963年)
- 『浣花洗剣』(1964年-1966年)
- 『情人箭』(怒剣) (1963年-1964年)
- 『大旗英雄伝』(鉄血大旗)(1963年-1965年)
[編集] 中後期武侠小説
- 『武林外史』(1966年)
- 『名剣風流』(1965年)
- 『絶代双驕』(1966年-1969年)・・・日本語訳刊行
- 『観楽英雄』(1971年)・・・日本語訳刊行
- 『大人物』(1971年)
- 『流星・蝴蝶・剣』(1970年-1971年)
- 『七殺手』(1973年)
- 『剣・花・煙雨江南』(1973年)
- 『三少爺的剣』
- 『剣気厳霜』
- 『白玉老虎』・・・日本語訳刊行(『聖白虎伝』)
- 『白玉雕龍』
- 『大地飛鷹』
- 『円月彎刀』
- 『英雄無淚』
- 『七星龍王』
- 『風鈴中的刀聲』
- 『怒剣狂花』
- 『那一剣的風情』
- 『碧血洗銀槍』
- 『菊花的刺』
- 『鉄剣紅顔』
- 『憤怒的小馬』(拳頭)
- 『江湖奇譚』(吸血蛾)
- 『金剣残骨令』
- 『名流剣客沒羽録』
[編集] 小李飛刀シリーズ
[編集] 蕭十一郎シリーズ
- 『蕭十一郎』
- 『火併蕭十一郎』
[編集] 楚留香シリーズ
- 『血海飄香』
- 『大沙漠』
- 『書眉鳥』
- 『借屍還魂』
- 『蝙蝠伝奇』・・・日本語訳刊行
- 『桃花伝奇』
- 『新月伝奇』(1979年)
- 『午夜蘭花』
[編集] 陸小鳳シリーズ
- 『陸小鳳伝奇』(金鵬王朝)・・・日本語訳刊行
- 『繡花大盜』・・・日本語訳刊行
- 『決戦前後』・・・日本語訳刊行
- 『銀鈎賭坊』
- 『幽霊山莊』
- 『鳳舞九天』(1978年-1979年)
- 『剣神一笑』
[編集] 七種武器シリーズ
- 『長生剣』
- 『孔雀翎』
- 『碧玉刀』
- 『多情環』
- 『霸王槍』
- 『離別鉤』(1978年)
[編集] 大武侠時代シリーズ
- 『賭局、狼牙、追殺』
- 『紫煙、群狐』
- 『銀雕、海神』
[編集] 驚魂六記シリーズ
- 『血鸚鵡』(1974年)
- 『天魔刀』
- 『黒蜥蜴』
- 『水晶人』
- 『粉骷髏』
- 『羅刹女』
- 『無翼蝙蝠』
[編集] 日本語訳について
- 『観楽英雄』(全3巻、訳:中田久美子、学習研究社、1999年)
- 『マーベラス・ツインズ』(現3巻、原題:絶代双驕、訳:川合章子、画:藤田香、GAMECITY文庫(コーエー))
- 『マーベラス・ツインズ契』(現4巻、原題:絶代双驕、訳:川合章子、画:藤田香、GAMECITY文庫(コーエー))
- 『聖白虎伝』(全4巻、訳:寺尾多美恵、エニックスアジアンファンタジーノヴェルズ、1999年)
- 楚留香シリーズ
- 『楚留香 蝙蝠伝奇』(全3巻、訳:土屋文子、小学館文庫、1998年)
- 小李飛刀シリーズ
- 陸小鳳伝奇シリーズ
- 『金鵬王朝 陸小鳳伝奇シリーズ1』(訳:阿部敦子・岡崎由美、早稲田出版、2006年5月)
- 『繍花大盗 陸小鳳伝奇シリーズ2』(訳:岡崎由美、早稲田出版、2006年5月)
- 『決戦前後 陸小鳳伝奇シリーズ3』(訳:岡崎由美、早稲田出版、2006年11月)
[編集] 映像化作品
- 『絶代双驕』映像化作品
- 『楚留香』映像化作品
- 『多情剣客無情剣』 香港 1977年
- 『大旗英雄伝』 中国 2006年(ドラマ)
[編集] 外部リンク
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