八重奏曲 (ストラヴィンスキー)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

八重奏曲(はちじゅうそうきょく、Octet)は、イーゴリ・ストラヴィンスキー1922年から1923年にかけて作曲した室内楽曲新古典主義時代のストラヴィンスキーは管楽器を偏重する傾向があったが、この作品も8つの管楽器のために書かれた。特異な編成は、ストラヴィンスキーが夢の中でこの編成による演奏を聴いたことに由来するという。音楽の内容は思い出せなかったが8人の演奏者の楽器は覚えていて、目が覚めた朝に早速同じ編成による作曲に取りかかったのだと語っている。

初演は1923年10月18日、パリオペラ座で催されたクーセヴィツキー音楽会で、ストラヴィンスキー自身が指揮して行われた。1924年にロシア音楽出版社から出版され、のち1952年に改訂版(第2楽章のテンポの一部を変更)がブージー・アンド・ホークス社から出版された。

編成[編集]

フルートクラリネット(B♭管、フィナーレでA管に持ち替え)、ファゴット2、トランペット2(C管1、A管1)、トロンボーン2(テナー1、バス1)

構成[編集]

3楽章からなる。演奏時間は総譜の指定では16分。

  • 第1楽章 シンフォニア レント - アレグロ・モデラート 変ホ長調ソナタ形式
  • 第2楽章 主題と変奏 アンダンティーノ
  • 第3楽章 フィナーレ テンポ・ジュスト。ロンド形式

参考文献[編集]

  • 作曲家別名曲解説ライブラリー25 ストラヴィンスキー(音楽之友社)