八ツ役

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八ツ役
八ツ役の位置(青森県内)
八ツ役
八ツ役
町の位置
北緯40度47分10.68秒 東経140度44分59.02秒 / 北緯40.7863000度 東経140.7497278度 / 40.7863000; 140.7497278
日本の旗 日本
都道府県  青森県
市町村 青森市
地区 南地区
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
030-0112[2]
市外局番 017[3]
ナンバープレート 青森
緯度・経度は猿田彦大神。

八ツ役(やつやく)は青森市の地名である。郵便番号は030-0112。

地理[編集]

青森市郊外、青森平野の南部に位置する。小字には、芦谷・上林(かんばやし)・矢作(やはぎ)がある。住居表示整備事業による地名変更が行われた影響で、東部の字 矢作は飛び地になっている。

字矢作は、西・北・東が浜田、南が第二問屋町に接する。域内は幹線道路沿いが自動車の販売店などの事業所、その裏手には住宅等がある。

矢作以外の大字八ツ役は、北が大字浜田、東が第二問屋町・問屋町、南が牛館上野、西が荒川に接する。域内は、やや南寄りの幹線道路沿いに商店や事業所、その南の集落沿いの道周辺には住宅に交じって住宅がある。それぞれの背後には農地が広がる。

河川[編集]

  • 堤川(荒川) - 南端部を流れる。

歴史[編集]

もともとは、隣の荒川村の枝村であった。地名の由来は谷地(やち。当地では湿地のこと)に開かれた役田であったからとも、江戸時代に藩の開拓役が8人居たからともいう。もともとは水田地帯であったが、地内の一部に卸売団地が造成され、次第に事業所がみられるようになってきた。

沿革[編集]

  • 1889(明治22)年 - 東津軽郡荒川村の大字となる。
  • 1955(昭和30)年 - 青森市の大字となる。
  • 1972(昭和47)年 - 地内の一部が卸売団地(問屋町)となる。
  • 1982(昭和57)年 - 住居表示整備事業により、地内の一部が問屋町となる。
  • 1983(昭和58)年 - 地内に卸売団地(第二問屋町)が造成された。
  • 2001(平成13)年6月2日 - 地内の一部が第二問屋町一丁目となる。
  • 2001(平成13)年11月26日 - 地内の一部が問屋町二~四丁目となる。

世帯数と人口[編集]

2023年(令和5年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

町丁 世帯数 人口
八ツ役字芦谷 294世帯 529人
八ツ役字上林 5世帯 9人
八ツ役字矢作 22世帯 39人
合計 321世帯 573人

小・中学校の学区[編集]

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[4]

町名 番地 小学校 中学校
八ツ役字芦谷 全部 青森市立荒川小学校 青森市立荒川中学校
八ツ役字上林 全部 青森市立荒川小学校 青森市立荒川中学校
八ツ役字矢作 全部 青森市立浜田小学校 青森市立南中学校

交通[編集]

鉄道[編集]

域内に鉄道はない。

道路[編集]

※ ほか、青森県道27号青森浪岡線の南側にその旧道がある。集落はこの旧道沿いに形成され、隣接する荒川とほとんど一帯をなしている。

バス[編集]

  • 青森市営バス
    • 荒川線東部営業所行き(C10) 八ツ役 - 朝1便のみの運行。
  • 青森市市バス
    • 高田線・青い森病院線 八ツ役・中八ツ役・上八ツ役 - 双方向それぞれ1便のみの運行。 

施設 [編集]

  • 八ツ役公園 - 字芦谷
  • 猿田彦大神 - 字芦谷

参考文献[編集]

  • 角川日本地名大辞典 2 青森県(1985年 角川日本地名大辞典編纂委員会 編)八ツ役の項

脚注[編集]

  1. ^ a b 人口・世帯数等(住民基本台帳)”. 青森市 (2023年1月1日). 2023年2月7日閲覧。
  2. ^ 郵便番号”. 日本郵便. 2023年2月20日閲覧。
  3. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2022年9月20日閲覧。
  4. ^ 青森市立小学校及び中学校の就学に関する規則”. 青森市. 2023年2月6日閲覧。