伊東貞三
伊東 貞三（いとう ていぞう、1929年 - ）は、東京都生まれの医学博士。昭和天皇の侍医を務めた。小田原新幹線クリニック院長、小田原循環器病院医療顧問を経て、現在、三宿病院循環器内科勤務。幕末・維新期の蘭方医・伊東玄朴の子孫にあたる。
概要[編集]
1929年 東京都にて生まれる。
1947年 旧制法政二中（現法政大学第二高等学校）卒。[1]
1961年 同大学医学部生物系研究科修業、医学博士。
エピソード[編集]
戦時中は工場動員され、日本気化器の工場で飛行機のキャブレターの検査を担当。[8]
1987年、昭和天皇は86歳の誕生日後、容態が急変。細くなっていたお身体に「メスを入れるなどとんでもない」という空気のなか、伊東医師は「早くオペを」と発言。バイパス手術が施される。[9]なお、がんを患っていた昭和天皇に最後まで病名が伝えられることはなかった。
著書[編集]
心電図のみかた (1979/231) 医学出版社
高血圧の成因 (1985/2/1) 医学出版社
回想の昭和（2007/2/1） 医学出版社
天然痘に立ち向かった人類の闘い―江戸における伊東玄朴の功績 (2013/5/29) 医学出版社
昭和天皇晩年の想い出（2015/7/1） 医学出版社
昭和天皇とその時代（2017/11/17） 医学出版社