ヴィラ・ソマリア

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Villa Somalia
ヴィラ・ソマリア
地図
概要
自治体 モガディシュ
ソマリア
座標 北緯2度02分27秒 東経45度20分07秒 / 北緯2.040833度 東経45.335278度 / 2.040833; 45.335278
入居者 ソマリア大統領
着工 1922年11月1日 (101年前) (1922-11-01)
完成 1936年10月1日 (87年前) (1936-10-01)
ウェブサイト
villasomalia.gov.so
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ヴィラ・ソマリア (英語: Villa Somalia, ソマリ語: Madaxtooyada Soomaaliya, アラビア語: فيلا الصومال‎) は、ソマリア大統領府。1922年に首都モガディシュに建てられた建物の名だが、ソマリア大統領府という組織を意味することもある。

歴史[編集]

1935年時点のヴィラ・ソマリア

ソマリアがイタリア領ソマリランドだったころ、知事の住居としてイタリア人の設計でアール・デコ調を取り入れて作られた[1]。完成したのは1936年10月で、当初は「ヴィラ・デル・ヴィチェレ (Villa del Vicere、総督の別荘)」と呼ばれた。

首都モガディシュを見下ろせる高台に作られ、ペトレラ空港(現アデン・アッデ国際空港)とモガディシュ港英語版へのアクセスを考慮して場所が選ばれた。壁がスタッコの建物だった[2]

1960年にソマリアが独立すると、大統領官邸となった[2]。クーデターで第3代大統領となったモハメド・シアド・バーレが建物を増築した。バーレが追放され、内戦状態になってからも、さまざまな有力者がこの建物の支配権を争った。まずバーレを追放した統一ソマリ会議が支配するが、統一ソマリ会議が分裂すると、武官トップのアイディードが文官トップのアリを追放して官邸に入り、大統領就任を宣言した。アイディードが暗殺されると息子のフセインが大統領就任を宣言して官邸としたが、2006年にイスラーム過激団体のイスラム法廷会議がモガディシュを含むソマリア南部を支配して、この建物を本拠とした[3]

2006年の後半に暫定連邦政府がイスラム法廷会議からモガディシュを奪い返した[4]。2007年1月8日、暫定連邦政府ユスフ大統領は、首都機能をバイドアからモガディシュに移し、この建物を再び大統領官邸とした[5]

参考文献[編集]

  1. ^ 1938 Foto, showing the athletic race track near the newly built Villa Somalia
  2. ^ a b Reports Service: Northeast Africa series, Volume 13, Issue 1. American Universities Field Staff. (1966). https://www.google.com/books?id=SlUaAQAAIAAJ 
  3. ^ Mohamed Sheikh Nor (?) (27 July 2006). "At least 20 Members of Somalis's Parliament Hand in Resignations". usatoday.com (英語). The Associated Press. 2015年11月15日閲覧
  4. ^ "Somali Pro-govt Militias Seize Buildings in Capital". hiiraan.com (英語). Reuters. 28 December 2006. 2015年11月15日閲覧
  5. ^ “Somalia president visits Mogadishu after Ethiopian victory”. Garowe Online. (2007年1月8日). http://www.garoweonline.com/artman2/publish/Somalia_27/Somalia_president_visits_Mogadishu_after_Ethiopian_6960_printer.shtml 2014年1月24日閲覧。 

外部リンク[編集]