ヴァール (アルゴイ)

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紋章 地図
(郡の位置)
基本情報
連邦州: バイエルン州
行政管区: シュヴァーベン行政管区
郡: オストアルゴイ郡
市町村連合体: ブーフローエ行政共同体
緯度経度: 北緯47度59分47秒 東経10度46分40秒 / 北緯47.99639度 東経10.77778度 / 47.99639; 10.77778座標: 北緯47度59分47秒 東経10度46分40秒 / 北緯47.99639度 東経10.77778度 / 47.99639; 10.77778
標高: 海抜 635 m
面積: 27.95 km2
人口:

2,369人(2021年12月31日現在) [1]

人口密度: 85 人/km2
郵便番号: 86875
市外局番: 08246
ナンバープレート: OAL, FÜS, MOD
自治体コード:

09 7 77 177

行政庁舎の住所: Marktplatz 1
86875 Markt Waal
ウェブサイト: www.waal.de
首長: ローベルト・プロチュカ (Robert Protschka)
郡内の位置
地図
地図

ヴァール (ドイツ語: Waal) は、ドイツ連邦共和国バイエルン州シュヴァーベン行政管区オストアルゴイ郡に属す市場町であり、ブーフローエ行政共同体を構成する自治体の一つである。

地理[編集]

ヴァールはアルゴイ地方に位置する。町の中央部にジンゴルト川が湧出する。この川はアウクスブルクでヴェルタハ川に合流する。ブーフローエへは約8km、ランツベルク・アム・レヒへは約12kmの距離にある。

自治体の構成[編集]

この町は、公式には6つの地区 (Ort) からなる[2]。このうち小集落や孤立農場などを除く集落を以下に列記する。

  • ブロンネン
  • エンメンハウゼン
  • ヴァール
  • ヴァールハウプテン

歴史[編集]

ヴァールは890年オットーボイレン修道院の交易記録に初めて登場する。この町は1444年皇帝フリードリヒ3世によって市場開催権を与えられた。

市場町ヴァールは、1800年頃にはフランツ・ルートヴィヒ・シェンク・フォン・カステル、別名「マーレフィッツシェンク」の所領の首邑であった。1806年ライン同盟でこの町はバイエルン領となった。バイエルンの行政改革に伴う1818年の市町村令によって現在の自治体が成立した。

1970年代の町域再編に伴う町村合併で、エンメンハウゼン、ブロンネン、ヴァールハウプテンが合併した。

人口推移[編集]

  • 1970年 1,737人
  • 1987年 1,784人
  • 2000年 2,013人
  • 2007年 2,252人
  • 2008年 2,259人
  • 2009年 2,215人[3]

行政[編集]

2020年からローベルト・プロチュカ (Bürgerblock Waal) が町長を務めている。町議会は14人の議員からなる。

紋章[編集]

図柄: 銀地。銀の雲から現れる聖ニコラウス。聖人は赤い法衣をまとい、右手に司教杖を持ち、左手に抱えたミサ典書の上に3つの金の球を載せている。この聖人はヴァールの聖ニコラウス教区教会の守護聖人であり、18世紀から紋章に採用されている。

文化と見所[編集]

聖アンナ教会の南脇祭壇
  • 教会集落ブロンネンは、1989年の「俺たちの村が一番だ」コンテストの州大会で金メダルを獲得し、連邦全国大会で銀メダルを獲得した。
  • ヴァールのキリスト受難劇は、定期的に上演され、バイエルン=シュヴァーベンで最も古いキリスト受難劇の一つに数えられる。
  • ヴァールの聖ニコラウス教会
  • ヴァールの聖アンナ教会(ネオゴシック様式の内装)
  • タヴェルナとヴァール城
  • ブロンネンの聖マルガレータ教区教会
  • エンメンハウゼンの聖ウルリヒ教区教会
  • ヴァールハウプテンの聖ミヒャエル教会

経済と社会資本[編集]

  • 基礎課程学校 1校
  • ブールローエ本課程学校ヴァール分校
  • 市民学校

人物[編集]

出身者[編集]

引用[編集]