ローサは密告された

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ローサは密告された
MA'ROSA
監督 ブリランテ・メンドーサ
脚本 トロイ・エスピリトゥ
製作 ロレート・ラリー・カスティーリョ
製作総指揮 ブリランテ・メンドーサ
音楽 テリーサ・バローゾ
撮影 オディッシー・フローレス
編集 ディエゴ・マルクス・ドブレス
配給 ビターズ・エンド
公開 フランスの旗2016年5月18日カンヌ
フィリピンの旗2016年6月6日
日本の旗2017年7月29日
上映時間 110分
製作国 フィリピンの旗 フィリピン
言語 フィリピン語
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ローサは密告された』(ローサはみっこくされた、原題:MA'ROSA)は、ブリランテ・メンドーサによるフィリピンドラマ映画英語版第69回カンヌ国際映画祭パルムドールに出品された[1][2]。カンヌ国際映画祭では、ジャクリン・ホセ英語版女優賞を受賞した[3]第89回アカデミー賞外国語映画賞のフィリピン代表作品になったが、候補には至らなかった[4]

あらすじ[編集]

マニラスラム街に暮らすローサは、夫と小さなコンビニエンスストアを経営している。4人の子供を養う為、店では「アイス」も売っている。「ローサ、アイスを売って。食うためにいるんだ」「だったらうちで食べていきな」-それはスラム街の住人たちの間で交わされる覚醒剤隠語である。

ある日、ローサ夫婦は密告され、逮捕される。暴力的な取り調べを受け、理不尽な額の保釈金を要求される。腐敗した警察は押収した薬物を横流しし、没収した現金で宴会を開く。両親の釈放の為、子供たちは金策に走る。親族に無心し、家電を売り、体を売る。それでもまだ足りない。ローサは家族を署に残し、不足を工面しに行く。

出演者[編集]

評価[編集]

レビュー集約サイトRotten Tomatoesでは、78%の支持を受けている[5]

脚注[編集]

  1. ^ 2016 Cannes Film Festival Announces Lineup”. IndieWire. 2016年4月14日閲覧。
  2. ^ Cannes 2016: Film Festival Unveils Official Selection Lineup”. Variety. 2016年4月14日閲覧。
  3. ^ Cannes Film Festival Winners: Palme d'Or To Ken Loach's 'I, Daniel Blake'”. Deadline. 2016年5月22日閲覧。
  4. ^ 'Ma' Rosa' is PH's entry to Oscars 2017”. CNN Philippines (2016年9月14日). 2016年9月14日閲覧。
  5. ^ Ma' Rosa”. 2016年9月15日閲覧。

外部リンク[編集]