ロケーションテスト

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ロケーションテストとは、開発中のゲームを一部公開し、ユーザの意見の取り入れ・ゲームバランスの調整・市場調査などのために行う、ベータテストの一形態である。

ゲームセンターの店舗のことを指す業界用語の「ロケーション」と試験の「テスト」をあわせたという説が一般的である。「ロケテスト」、「ロケテ」と略されることが多い。市場調査を目的としている場合は、特に「インカムテスト」と呼ばれることもある。

[編集] 形態

アーケードゲームで良く行われる。一般的なPCゲームにおけるベータテストと違い、プレイには料金が必要。開発中であるため、キャラクターやステージに制限があるケースも多い。ロケテストの結果によってはゲームの開発が中止になったり、製品版稼動時に仕様が大幅に変更されることも多い。

店舗、期間などを限定して実施するのが通例であり、日本では通常、東京23区内や大阪府など大都市圏内にあるメーカーの直営店(CLUB SEGATAITO STATIONなど)の数店で行われる。直営店を持たないメーカーの場合も大抵ロケテストに使用する店は決まっており、繁華街に立地する大型店舗で実施されることが多い。

ゲーマーにとっては稼動前の新作ゲームをプレイすることのできる機会であると同時に、バランス調整部分に意見を言うことで、稼動時にはより完成度の高いゲームで遊べるようになる機会であり、コアなゲーマーほど積極的にロケテストに参加している。ただし、マニア層のプレイスタイルや技量に配慮するあまり、一般人ではまともに遊べないバランスになることもある。またライバルメーカーの関係者が、ロケテストの段階でゲーマーから失敗作と看做されたゲームを何回もプレイする(=収入が上がるのでテスト中のメーカーには人気作に見える)ことで、わざと失敗作を正式発売させてメーカーの損害を大きくさせるなどといった「ロケテスト潰し」も一部で行われていたという[1]

以前はロケテスト実施に関する情報はあまり大々的に公表されることはなく(ライバルメーカーに技術を盗まれる恐れや、前記のように「ロケテスト潰し」が行われる可能性などから、むしろ情報を秘匿すらしている場合もあった)、ゲーマー達は仲間同士で日程や実施場所などの情報を交換してロケテストに参加していたが、近年はゲームメーカーの公式サイト等で積極的に事前告知を行うケースも多くなっている(事前告知を行うことで多くのゲーマーを呼び寄せ、ロケテスト潰しを無効化するため。技術を盗まれないようにするには、筐体や画面の撮影を制限すればよい)。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

  1. ^ 別冊宝島876『「ゲーセン」最強読本』(2003年)p.38
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