リンガエン湾

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リンガエン湾の位置

リンガエン湾(リンガエンわん)はフィリピンルソン島西部イロコス地方パンガシナン州ラ・ウニョン州にある

地理[編集]

湾口は北を向いており、南シナ海に接続している。湾はサンバレス山脈コルディレラ・セントラルとの間にあり、アグノ川英語版が注ぐ。湾内には多数の島があり、ハンドレッドアイランズ国立公園英語版が有名である。

湾に面した都市はパンガシナン州の州都リンガエン英語版ダグパン英語版サンフェルナンドアラミノス英語版などがある。マニラとリンガエン湾岸地域を結ぶ鉄道、国道3号線が開通して以降、過去に栄えていたダグパン、スアル英語版などの港湾都市は衰退していった[1]

産業[編集]

リンガエン湾での主要な産業は漁業製塩である。

歴史[編集]

ハンドレッドアイランズ国立公園

スペイン船の来航以前、リンガエン湾は中国商人の交易の場となっていた[1]。1590年に建設されたダグパンはリンガエン湾一帯最大の都市に発展する[1]

米比戦争では、1899年11月11日サン・ハシントの戦い英語版の舞台となる。

第二次世界大戦において、1941年12月22日に、本間雅晴指揮する日本軍が、ルソン島侵攻の際にリンガエン湾に上陸した。1945年1月9日にはダグラス・マッカーサー指揮するアメリカ軍が、ルソン島侵攻の際にリンガエン湾に上陸した(リンガエン湾上陸英語版1945年1月6日 - 1月9日)。 また、後にダイエーを創業する中内功はリンガエン湾防衛戦に軍曹として参加した[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 田中「リンガエン湾」『フィリピンの事典』、370頁
  2. ^ 佐野眞一『カリスマ 中内功とダイエーの「戦後」』(日経BP社、1998年)、113頁。

参考文献[編集]

  • 田中定仁「リンガエン湾」『フィリピンの事典』収録(同朋舎, 1992年4月)