マックス・キルマン

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マクシミリアン・ウィリアム・キルマンMaximilian William Kilman1997年5月23日 - )は、イングランドサッカー選手ウォルバーハンプトン・ワンダラーズFC所属。ポジションはDF

マックス・キルマン
名前
ラテン文字 Maximilian William Kilman
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
ロシアの旗 ロシア
生年月日 (1997-05-23) 1997年5月23日(26歳)
出身地 チェルシー, イングランド
身長 6フィート4インチ (1.92 m)[1]
選手情報
在籍チーム ウォルバーハンプトン・ワンダラーズFC
ポジション ディフェンダー
背番号 23
ユース
ジェネシス・フットサル・クラブ
フラム
ジリンガムFC
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2014–2015 ウェリング・ユナイテッドFC 0 (0)
2015–2018 メイデンヘッド・ユナイテッドFC 34 (1)
2016–2017 マーロウFC (loan) 30 (2)
2018– ウォルバーハンプトン・ワンダラーズFC 89 (2)
代表歴
2015–2018 フットサルイングランド代表 25
1. 国内リーグ戦に限る。2023年6月1日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

来歴[編集]

キルマンはグレーター・ロンドンのチェルシーで、ロシア人の父とウクライナ人の母の間に生まれた。父親はモスクワ出身の画商で、母親はキーウ出身のファッションモデル[2][3]英語に加えてロシア語を話す[4]

経歴[編集]

初期の経歴[編集]

キルマンはフラムのアカデミーでキャリアをスタートさせた。10代の時、11人制のサッカーを続けながら、ジェネシス・フットサル・クラブに参加した。その後、ジリンガムのアカデミーに加わり、2014年10月にウェリング・ユナイテッドコックフォスターズ戦でロンドンシニアカップに1回出場した後、2015年メイデンヘッド・ユナイテッドと契約した。16-17シーズンは、サザンフットボールリーグマーロウFCレンタル移籍した。17-18シーズンはメイデンヘッド・ユナイテッドに戻り、フットサルを続けながらヘルベシア・フットサル・クラブと契約し、シーズン初日のメイドストーン・ユナイテッド戦でデビューした。メイデンヘッド・ユナイテッドで39試合に出場した後、2018年8月の移籍期限日にウォルヴァーハンプトンワンダラーズと契約した。これにより、クリス・スモーリング2008年にメイドストーン・ユナイテッドからフラムに移籍して以来、プレミアリーグEFLチャンピオンシップEFLリーグ2以外のクラブからプレミアリーグに直接移籍した最初の選手となった。

ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ[編集]

ウルブスの23歳以下のチームで、プレミアリーグのリザーブ大会2部からの昇格に貢献した。2019年の春、当時のウルブスの監督であるヌーノ・エスピーリト・サントは「マックスはファーストチームに100パーセント調和している。私は彼をとても優れたプレイヤーで、質の高いセンターハーフだと思っている。彼は大きくて、攻撃的。彼はすべての若い選手のように改善する必要があるが、私たちはマックスに本当に本当に満足している。」と述べている[5]2018年12月に初めてメンバー入りし、5試合をベンチで過ごした後、2019年5月4日フラム戦で93分にウィリー・ボリーに代わって出場し、プレミアリーグデビューを果たした[6]。ウルブスでのスタメンデビューは2019年8月15日にモリニュー・スタジアムで行われた19-20UEFAヨーロッパリーグ3次予選ラウンドセカンドレグのFCピュニク戦で4-0で勝利した[7]2020年4月21日、ウォルバーハンプトンエクスプレス&スターはウルブスとの契約が2022年夏まで延長されたと発表した[8]。また、10月21日、ウルブズはキルマンがクラブとの契約を2025年夏まで延長したと発表した[9][10]2021年11月1日に行われたプレミアリーグ第10節エヴァートン戦でラヤン・アイ=ヌーリのコーナーキックに頭で合わせ先制点を挙げた。このウルブスでの44回目の出場での得点は、キルマンにとってウルブスでの初ゴールであり、プレミアリーグでの初ゴールでもあった[11][12]。その4日後、ウルブスと2026年までの新たな長期契約を結んだ[13]


脚注[編集]

  1. ^ Max Kilman: Profile”. worldfootball.net. HEIM:SPIEL. 2022年4月5日閲覧。
  2. ^ Roddy, Tom (2021年5月21日). “Max Kilman: My late father gave me belief, now I am getting calls from Andriy Shevchenko”. The Times. 2022年4月6日閲覧。
  3. ^ Кто такой Макс Килман, и нужен ли он сборной Украины”. sport ua (2020年11月11日). 2022年4月6日閲覧。
  4. ^ Выбираю между Россией и Украиной.”. championat.com (2020年11月10日). 2022年4月6日閲覧。
  5. ^ Edwards, Joe (2019年4月19日). “Max Kilman '100 per cent integrated' into Wolves squad”. Express &Star. 2022年4月9日閲覧。
  6. ^ Wolves 1-0 Fulham”. BBC Sport (2019年5月4日). 2022年4月9日閲覧。
  7. ^ Rose, Gary (access date=2022年4月9日). “Europa League: Wolves beat Pyunik 4–0 for an 8–0 aggregate win”. BBC Sport. https://www.bbc.co.uk/sport/football/49350263 
  8. ^ Edwards, Joe (2020年4月21日). “Max Kilman's Wolves contract quietly extended until 2022”. Express & Star. 2022年4月9日閲覧。
  9. ^ Kilman commits future to Wolves”. Wolves (2020年10月21日). 2022年4月9日閲覧。
  10. ^ Max Kilman signs new Wolves contract to 2025”. BBC Sport (2020年10月21日). 2022年4月9日閲覧。
  11. ^ Wolverhampton Wanderers 2-1 Everton”. FOTMOB (2021年11月2日). 2022年4月9日閲覧。
  12. ^ Stone, Simon (2021年11月1日). “Wolves 2–1 Everton: Raul Jimenez scores as hosts add to Toffees' troubles”. BBC Sport. 2022年4月9日閲覧。
  13. ^ Kilman commits long-term future to Wolves”. Wolves (2021年11月5日). 2022年4月9日閲覧。