ブノ

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ブノ(Buno)は、フィリピン武術

概要[編集]

ブノはタガログ語で「投げる」を意味する。ドゥモグに似たレスリングでハリマウ・ブノ、以前はハリマウ・ルマド(虎の王のレスリング)と呼ばれる独自の稽古法で訓練する。中でもミンドロ島マンニャン族ケソン州インファンタアエタ族が傑出している。

ブノは極技関節技打撃技テイクダウン寝技を含む投げ技で行われる。また、ブノは素手の他に武器も使用するため、ナイフ弓矢といった武器の使い方も教わる。この他、ルビッドと呼ばれる4フィートの長さのロープも武器として使用する。

稽古法も泥の中で訓練したり、カヌーを漕いだり、水牛と格闘したり、丸太を使ったり、木登りをするなど様々なものがある。

参考文献[編集]

  • クルデリ, クリス『世界武道格闘技大百科』川成洋、フル・コム共訳、東邦出版、2010年7月。ISBN 978-4-8094-0870-0 

関連項目[編集]