フランス国鉄X73900形気動車

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X73900形気動車
X73902

フランス国鉄X73900形気動車(フランスこくてつX73900形きどうしゃ)は、フランス国鉄(SNCF)の気動車。X73500形を基礎としており、フランスとドイツの国境を越える運用のために、ドイツ仕様の列車制御システム(PZB)を装備している。2001年から2004年にかけてAlsthom DDFによって製造された。

概要[編集]

主に単行で運用されるが、最大で3両を連結して運転することが可能な設計となっている。

ドイツ鉄道641形気動車と共通の設計で、同時に発注された。

特徴[編集]

列車には、それまでのTER用車両と比べて、次のような特徴を持つ。

  • 列車内外の案内表示器
  • 車いすや足の不自由な乗客のための、広いドアのある車内の低床区域
  • 冷房装置
  • 事故の際の被害を軽減するために強化された運転台

X 73901 - X73919の番号が付けられている。

塗装[編集]

  • TER塗装 : メタリックグレーとブルーの塗装。TERのロゴが特徴で、ほとんどのX73900はこのカラーリングとなっている。
  • ドイツ鉄道塗装 : X73913 - X73915は、ドイツ鉄道のロゴの付いた赤いカラーリングを纏う。

運用[編集]

運行区間[編集]

主にフランスドイツを結ぶ国際列車の運用に就いている。

以下にそれを述べる。

配置[編集]

全車がストラスブール車両基地に配置されている。

脚注[編集]

関連項目[編集]