フッ化リチウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
フッ化リチウム
{{{画像alt1}}}
{{{画像alt2}}}
識別情報
CAS登録番号 7789-24-4
特性
化学式 LiF
モル質量 25.939(2) g/mol
外観 無色固体
密度 2.64 g/cm3, 固体
融点

848℃

沸点

1671℃

への溶解度 0.27 g/100 mL (20℃)
危険性
NFPA 704
NFPA 704.svg
0
1
0
Rフレーズ R25, R32, R36, R37, R38
Sフレーズ S22, S26, S36, S37, S39, S45
関連する物質
その他の陰イオン 塩化リチウム
臭化リチウム
ヨウ化リチウム
その他の陽イオン フッ化ナトリウム
フッ化カリウム
フッ化ルビジウム
フッ化セシウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

フッ化リチウム(フッかリチウム、lithium fluoride)は、リチウムフッ素からなる無機化合物である。組成式は LiF と表される。

化学的性質[編集]

水にわずかに溶け、リチウムイオン (Li+) とフッ化物イオン (F-) に電離する。

紫外線に対する透過率が最も高い物質であり、特殊な目的の光学材料として用いられ[1]ガンマ線中性子線を測る熱ルミネッセンス線量計などに用いられる。また、バンドギャップが大きいため電気抵抗が非常に高い。鉱物として産出するものはグリス石(Griceite)と呼ばれ、地球上に1箇所しか産出しない希少なものである。

同位元素のリチウム7を多く含むフッ化リチウムは、液状フッ化物原子炉に用いるフッ化物塩混合物の基本的な構成物質となる。典型的には、フッ化リチウムとフッ化ベリリウムの混合物から基剤となる溶液を作り、トリウムウランのフッ化物を添加する。フッ化リチウムは例外的な化学的安定性を持ち、LiF/BeF2 混合物は融点が低く、原子炉用のフッ化物塩の組み合わせとして最適な核特性を得られる。

出典[編集]

  1. ^ Crystran Ltd., a manufacturer of infrared and ultraviolet optics”. 2005年9月15日閲覧。