フェリーくにが (2代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フェリーくにが
西郷港にて
基本情報
船種 フェリー
船籍 日本の旗 日本
所有者 隠岐汽船
運輸施設整備事業団[1]
鉄道建設・運輸施設整備支援機構
運用者 隠岐汽船
建造所 三菱重工業下関造船所
姉妹船 フェリーしらしまフェリーおき
信号符字 JK5346
IMO番号 9189196
MMSI番号 431401646
経歴
起工 1998年
進水 1998年
竣工 1999年3月18日[1]
就航 1999年4月1日[1]
現況 就航中
要目
総トン数 2,375 トン[1]
長さ 99.5 m[1]
16 m[1]
深さ 11.3 m[1]
満載喫水 4.5 m[1]
機関方式 ディーゼル
主機関 ダイハツ 6DLM-40A 2基[1]
推進器 2軸[1]
出力 9,000馬力[1]
最大速力 20.4ノット[1]
航海速力 18.9ノット[1]
旅客定員 895名[1]
車両搭載数 15トントラック20台、乗用車26台[1]
テンプレートを表示

フェリーくにがは、隠岐汽船が運航しているフェリー。本項目では、1999年就航の2代目について取り扱う。

概要[編集]

フェリーくにが (初代)の代船として三菱重工業下関造船所で建造され、1999年4月1日に就航した。

共有建造制度を利用して建造された運輸施設整備事業団(現在は鉄道建設・運輸施設整備支援機構)との共有船である。

航路[編集]

隠岐航路

本土の七類港を起点に島前島後の各港を経由して1日1便を運航する。お盆休み期間中は西郷港に寄港後、菱浦港、別府港を再度経由するダイヤで運航される。冬期のドック期間中はフェリーしらしまフェリーおきの代船として運航される。

設計[編集]

先に建造されたフェリーしらしまの同型船で、レストルームなど船内配置が一部異なるほかは同一である。 車両甲板から船室へのエレベーターを備え、船内は段差を少なくするなどバリアフリーに配慮した設計となっている。

船体は4層構造で、上層から航海船橋甲板、2層の船室、車両甲板となっている。車両甲板の船首と船尾にショアランプを装備している。

船内[編集]

船室[編集]

船室タイプの一覧
クラス タイプ 部屋数 定員 備考
特別室 洋室 3名×3室 9名
和室 3名×1室 3名
特等室 洋室 2名×6室 12名
和室 4名×2室 8名
ラウンジ 10名×1室 10名
1等室 大部屋 50名×2室 100名
特別2等室 大部屋 3区画 240名
2等室 大部屋 4区画 400名 ドライバー室含む

設備[編集]

パブリックスペース

  • 案内所
  • エントランス

供食・物販設備

  • 売店
  • レストルーム(軽食堂) - 季節営業
  • 自動販売機

娯楽設備

  • ゲームコーナー

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o 「新造船紹介」『世界の艦船』第554号、海人社、1999年7月1日、120頁。 

外部リンク[編集]