ビブラトーンズFUN

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ビブラトーンズFUN
Vibra-Tones Fun
近田春夫&ビブラトーンズベスト・アルバム
リリース
録音 1981年 - 1982年
ジャンル ロック歌謡曲
時間
レーベル 日本コロムビア
プロデュース 近田春夫
近田春夫&ビブラトーンズ アルバム 年表
VIBRA-ROCK
1982年
ビブラトーンズFUN
1988年
-
近田春夫 年表
Heavy
1987年
ビブラトーンズFUN
1988年
Vibra is Back
1989年
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ビブラトーンズFUN』(-ファン、Vibra-Tones Fun)は、1988年(昭和63年)10月21日に発売された日本のアルバムである。近田春夫&ビブラトーンズ(のちのビブラトーンズ)の初のベスト・アルバムである。

概要・略歴[編集]

1984年(昭和59年)1月のビブラトーンズ解散以来では4年9か月ぶり、1982年(昭和57年)11月21日にリリースされたビブラトーンズ最後の音源『VIBRA-ROCK』以来では5年11か月ぶりに発売された、初めてのベスト盤であり、アナログ盤からの初めてのCD化である[1]

本アルバムリリース当時、近田春夫はすでに人力ヒップホップビッグバンド「近田春夫&ビブラストーン」(のちのビブラストーン)を結成してライヴ活動をおこなっており、当時の「ビブラトーンズ」のメンバーのうち、岡田陽助はこれに参加していた。福岡ユタカ矢壁アツノブホッピー神山は「ビブラトーンズ」解散前に結成したPINKとしての活動の後半におり、横山英規はPINKの多くのレコーディングにサポートとして参加しており、窪田晴男は「パール兄弟」として活動をしていた時期であった。

収録された音源は、フルアルバム『ミッドナイト・ピアニスト』(1981年)とシングル『金曜日の天使』(同年)、ミニアルバム『VIBRA-ROCK』、および未発表曲『ほうれん草サラダ』である[1]。本アルバムは、2002年(平成14年)4月20日、おなじく日本コロムビアから再発売され、2008年(平成20年)8月20日には株式会社ユースから再発売されたが、この2008年盤には『AOR大歓迎』が収録されていない[1]

1988年の本アルバムリリース当時に未発表音源だった『ほうれん草サラダ』は、ミニアルバム『VIBRA-ROCK』のレコーディング当時にレコーディングされたものである[2]

収録曲[編集]

オリジナル盤[編集]

  1. ハイソサエティ
  2. Soul Life
    • 作詞近田春夫、作曲福岡裕、編曲近田春夫&Vibra-Tones
  3. 真夜中のピアニスト
    • 作詞・作曲近田春夫、編曲近田春夫&Vibra-Tones
  4. ほんとはジェントルマン
    • 作詞・作曲近田春夫、編曲近田春夫&Vibra-Tones
  5. ソファーベッド・ブルース
    • 作詞近田春夫、作曲福岡裕、編曲近田春夫&Vibra-Tones
  6. 昼下りの微熱
    • 作詞近田春夫、作曲窪田晴男、編曲近田春夫&Vibra-Tones
  7. どしゃぶりハイウェイ
    • 作詞・作曲近田春夫、編曲近田春夫&Vibra-Tones
  8. 夢のしずく
    • 作詞近田春夫、作曲窪田晴男、編曲近田春夫&Vibra-Tones
  9. 恋のシルエット
    • 作詞・作曲近田春夫、編曲近田春夫&Vibra-Tones
  10. 金曜日の天使
    • 作詞近田春夫、作曲福岡裕、編曲近田春夫&Vibra-Tones
  11. 区役所
  12. 恋の晩だな
    • 作詞・作曲・編曲ビブラトーンズ
  13. 地球の片隅で (砂漠編)
    • 作詞・作曲・編曲ビブラトーンズ
  14. AOR大歓迎
    • 作詞・作曲・編曲ビブラトーンズ
  15. ほうれん草サラダ
    • 作詞近田春夫、作曲福岡裕、編曲ビブラトーンズ

2008年盤[編集]

  1. ハイソサエティ
  2. Soul Life
  3. 真夜中のピアニスト
  4. ほんとはジェントルマン
  5. ソファーベッド・ブルース
  6. 昼下りの微熱
  7. どしゃぶりハイウェイ
  8. 夢のしずく
  9. 恋のシルエット
  10. 金曜日の天使
  11. 区役所
  12. 恋の晩だな
  13. 地球の片隅で (砂漠編)
  14. ほうれん草サラダ

関連事項[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c #外部リンク内の「Vibra-Tones Fun」ほかのYahoo! ミュージックリンク先の記述を参照。
  2. ^ 石川誠壱のウェブサイト「近田春夫と私」の記述を参照。

外部リンク[編集]