バケットローダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バケットローダ

バケットローダ(ばけっとろーだ)は、陸上自衛隊施設科の装備。民間ではホイールローダーと呼ばれることもある建設車両の一種である。

諸元[編集]

  • 全長:7,160mm(バケット接地時)
  • 全幅:2,450mm
  • 全高:4,855mm
  • 全備重量:約10,500kg
  • 掘削深:315mm
  • 最高速度:38km/h
  • 登坂能力:約tanθ58%
  • 定格出力:120ps
  • 最小回転半径:5.2m

(データは一例。他多数のバリエーションあり)

特徴[編集]

民生品の流用であるため、OD色である以外に市販のものと変更点は無い。そのため市販の製品がモデルチェンジを行えば陸上自衛隊のローダーもその年の納入分からモデルチェンジする。

汎用性が高く施設科に限らず、様々な部隊へ配備されている。近年は操縦手が乗車することが危険な任務にも対応できるよう、遠隔操作が可能なリモコン装置付きのものも登場している。

土砂の積み込み、掘削整地牽引除雪などさまざまな役割を果たす。なお、除雪の場合はアタッチメントバケットからブレードに変更する。使い勝手の良さから陸上自衛隊に限らず、航空自衛隊でも基地整備用に多数が導入運用されている。

市街地戦闘訓練や創立記念行事での訓練展示において、バケット部分に普通科隊員が乗車し、建物の2階や3階から突入する奇抜な作戦が公開された事もある。

製作[編集]

関連項目[編集]