デリラ

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サムソンの髪を切るデリラ。ヘラルト・ファン・ホントホルスト(1615年)。

デリラ(Delilah)は、『旧約聖書』に登場するペリシテ人の女性で、サムソンの妻である。サムソンを裏切ってペリシテ人に売り渡したといわれる。

名前の由来[編集]

ユダヤ教ではデリラは、「弱くする」を意味するヘブライ語「ダーラル」から作られたと言われている。アラビア語から「妖婦」「誘惑する女」という意味と、アッカド語から「イシュタルの賛美、威光」という意味、また「上品な」「贅沢好みの」の意味とする説がある。

英語では「ディライラ」/dɪˈlaɪlə/と発音する[1]

生涯[編集]

古代イスラエル士師であったサムソンは、ツォルアにいたデリラと恋仲になり心を許していた。ペリシテ人の領主たちはサムソンを倒すために、デリラを銀1100枚で買収する。

デリラはサムソンに力の秘密を探ろうとするが、サムソンは3度もうそをついてデリラをだます。しかし、4度目にデリラが泣きすがったときに、サムソンは髪に力の秘密があることを打ち明けてしまった。

デリラはサムソンが真実を明かしたことを直感的に悟り、ペリシテ人の領主たちに密告した。デリラはサムソンが眠っている間に髪の毛を剃る。髪の毛を失ったサムソンは力を失い、襲ってきたペリシテ人に抵抗できず捕らえられることになった。そして、サムソンは悲劇的な最後を迎えることになる。

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ トム・ジョーンズに裏切った女性を歌ったヒット曲「デライラ」(Delilah)がある。

関連項目[編集]