チェッキ・ゴーリ・グループ

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チェッキ・ゴーリ・グループ伊語La Cecchi Gori Group)は、イタリア映画配給会社である。1987年マリオ・チェッキ・ゴーリが設立した。

略歴・概要[編集]

1987年からの20年間に、ユーゴスラビア映画『ハルムスの幻想』(スロボタン・D・ベシチ監督、1987年)を皮切りに、40本にのぼるイタリア内外の映画を配給した。以来年間4本のペースで配給している。配給作品の中でもっとも知られる作品は、クエンティン・タランティーノ監督の『パルプ・フィクション』、マイケル・ラドフォード監督の『イル・ポスティーノ』、デヴィッド・フィンチャー監督の『セブン』、ウェス・クレイヴン監督の『スクリーム』などである。

1997年から年間の配給作品量が増加しているが、国内作品の配給が増えているからであり、また、そのほぼすべてが、同グループ傘下の映画製作会社であるタイガー・チネマトグラフィカの急激な製作量増加による。それ以外の作品も、チェッキ・ゴーリ・エンタテインメント・ヨーロッパマリオ・エ・ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリフィンマヴィといった同グループ傘下の製作会社の作品である。フランスや日本では、テレビ局の出資や公的資金の導入が必須であり、複数の企業による出資あるいは出資組合(製作委員会)の組織が行なわれているが、同グループの配給作品は、同グループ傘下企業の一社出資作品が大半を占めている。

これは、同グループ総帥マリオ・チェッキ・ゴーリの1993年の死去によるトップ交代、ヴィットリオ・チェッキ・ゴーリの手腕によるところが大きい。

フィルモグラフィ[編集]

1980年代
1990年
2000年代

関連事項[編集]

外部リンク[編集]