タルチシオ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
Alexandre Falguière, Tarcisius, Christian martyr, 1868, musée d'Orsay.

聖タルチシオ(またはタルチジオタルチシウス)(イタリア語: San Tarcisio: Saint Tarcisius)は、3世紀キリスト教殉教者である。教皇ダマスス1世の詩にも登場する。 カトリック教会での霊名日8月15日聖母の被昇天と同日)である。

聖体の奉仕者[編集]

ローマ帝国時代のイタリアでは、キリスト教は弾圧されていたため、キリスト教の信仰を持った人はカタコンベなどで密かに集まり、祈りを捧げ、信仰を守っていた。その祈りで重要になるのは司祭によって聖別された聖体であり、ミサを捧げるのに必要なものであった。タルチシオはこの聖体を運ぶ役割を司祭から受け、密かに信者のもとへ運び届けていた。しかし、ある日聖体を運んでいる途中に見つかってしまい、石で打ち殺され、殉教する。石で打たれた時も、運んでいた聖体を胸に抱いて守り続け、奪わせなかったという。そのため、肖像画や彫刻は胸に聖体を抱いているようなポーズが多い。

少年であったといわれ、また聖体を運んでいる最中に殉教したため、侍者守護聖人として知られる。実際には助祭としての役割も担っていたとも言われる。

外部リンク[編集]