ジュ・ド・ポーム国立美術館

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ジュ・ド・ポーム国立美術館
地図
施設情報
正式名称 Jeu de Paume
開館 1909年
所在地 Place de la Concorde, Jardin des Tuileries, Paris 1er
位置 北緯48度51分57秒 東経2度19分26秒 / 北緯48.86583度 東経2.32389度 / 48.86583; 2.32389座標: 北緯48度51分57秒 東経2度19分26秒 / 北緯48.86583度 東経2.32389度 / 48.86583; 2.32389
外部リンク 公式ウェブサイト
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ジュ・ド・ポーム国立美術館(ジュ・ド・ポームこくりつびじゅつかん、フランス語: Galerie nationale du Jeu de Paume)は、フランスパリコンコルド広場のほど近くにある美術館ジュ・ド・ポーム国立ギャラリージュ・ド・ポーム美術館とも呼ばれる。

概要[編集]

建物はナポレオン3世期にチュイルリー公園の一角に建造された。ジュ・ド・ポームの名は、建物内部にかつてローンテニスの前身であるジュ・ド・ポームコートが作られていたことに由来する。

1909年、テニスコートが展覧会会場に改装された。その後、美術館として外国人作家の絵画作品を常設展示するようになり、1930年代には同時代の美術を扱う美術館として、モディリアーニヴァン・ドンゲンピカソシャガールハイム・スーチンホアン・グリス藤田嗣治エコール・ド・パリの画家たちの作品を収蔵していた。

ナチス・ドイツのフランス侵攻により、フランスがドイツの占領下におかれた第二次世界大戦中には、ユダヤ人から没収した美術コレクションがジュ・ド・ポームに集められた。

1947年、ジュ・ド・ポーム美術館として開館、印象派の作品を多数展示するようになり、それらが1986年にオルセー美術館へ移管されるまでは印象派美術館の名でも知られた。

1987年、改装を行いオーディオ・ビジュアルルームや図書室、カフェなどを新設、1991年6月、ジュ・ド・ポーム国立美術館として当時のミッテラン大統領臨席のもと開館した。フランス国立写真センターを吸収した2004年3月から、従来より専門としてきた近現代美術に加えて、オテル・ド・シュリーと連携して映像芸術の展示も行うようになっている。

最寄り駅はメトロコンコルド駅。月曜休館。

参考文献[編集]

外部リンク[編集]

  • Jeu de Paume - 公式サイト(フランス語・英語)