ザザンボ
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ザザンボ
| ザザンボ | |
|---|---|
| 監督 | 渡辺文樹 |
| 脚本 | 渡辺文樹 |
| 製作 | 渡辺文樹 |
| 出演者 | 渡辺文樹 秋山誠 小勝新 |
| 音楽 | 小山貢 五十嵐咲子 |
| 撮影 | 渡辺文樹 |
| 配給 | マルパソプロ |
| 公開 | 1992年12月5日 |
| 上映時間 | 114分 |
| 製作国 | 日本 |
| 言語 | 日本語 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
| AllRovi | |
| IMDb | |
ザザンボは、1992年に制作された渡辺文樹監督の映画。1976年に福島県で実際に起きた中学生の自殺事件をベースに制作された。
目次 |
[編集] 公開までの顛末
本来この映画は、松竹のプロデューサー奥山和由が渡辺に対し「天皇・同和・警察問題さえ扱わなければ好きなものを撮って構わない」と言って製作費を渡したことから企画された映画である。映画は無事完成し、第5回東京国際映画祭で上映される運びとなるが、松竹側は公開・配給を拒否した。理由は、死んだ少年の家に天皇家の写真が飾られているというシーンが、「天皇問題を扱わない」という事前の約束に反したためであり、松竹側は譲歩条件としてそのシーンを削除することを提案したが、それを旧態依然たるムラ社会の象徴として表現したかった渡辺はその条件をのまず、松竹からフィルムを買い取って全国で自主配給・興行を行い、様々な話題を呼んだ。後に題材となった少年の遺族から訴訟を起こされ、人権問題にも発展している[1]。
また、映画撮影前に遺族に無断で中学生が土葬された墓を監督が掘り起こし死因を調べようとしていたことが1994年に発覚した。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。
[編集] あらすじ
東北地方の農村で、知的障害を持つ中学生が自殺した。少年の死に疑問を持った担任教師は事件の裏側を調べる。そこには、学級の問題や家庭環境のみならず、ムラ社会の闇が潜んでいた。実はその少年は近親相姦で産まれた子であった