渡辺文樹
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渡辺文樹(わたなべ ふみき、1953年(昭和28年)1月10日 - )は、日本の映画監督。福島県いわき市出身。株式会社マルパソプロダクション所属。
磐城高校、福島大学教育学部卒。学生時代から自主映画を製作、大学卒業後も家庭教師をしながら映画を製作する。1987年(昭和62年)、『家庭教師』にて監督デビュー。
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[編集] 考察
- 渡辺の映画制作会社・マルパソプロダクションの名前は、クリント・イーストウッドの設立した同名の映画制作会社に由来するものである。
- 監督、脚本、主演、編集から、宣伝や上映までを自ら行う。天皇制や皇室を批判する作品が多い。
- 出演者はポスター等で募集した一般人のみの起用で俳優を一切使わず、監督自らが映画に出演し一般人に扮する出演者に監督がインタビューを取る手法を用いている(『罵詈雑言』)。
- 全国の公民館などを巡業し、大抵はその日1日のみの上映、という自主上映スタイルで上映されている。興行場所近くの電柱や壁に貼りまくる過激なポスターと、それに殴り書きされる「失神者続出!」「ハンカチ必ず持参」「ゲロ袋用意してます」などの扇情的なキャッチコピーなどの興行スタイルで知られる。(ポスターを見てホラー・猟奇映画と思い見に来たが実際は全く別な内容で憤慨した観客らと揉め事を起こす事もある。『警察24時』系のテレビ番組でも名前こそは伏せられていたが騒動の一部始終が取り上げられたことがある)。
- ポスターやチラシは熱烈なファンが持ち帰ることもがあるが、大抵は回収せずに数日間そのまま放置されていることが多い。
- カメラは35mmカメラを使用している。
[編集] 裁判騒動
渡辺の作品『腹腹時計』は天皇制に反対するテロリストが昭和天皇の暗殺を企てるという題材である。そのため、同作品は自治体や上映施設から「公序良俗に反する」という理由で上映拒否をされるということがあった。その際、渡辺は「表現の自由」が侵害されたとして損害賠償を求めることがあった。
[編集] 逮捕歴
渡辺は、これまでに複数回警察に逮捕されている。(ネット上にニュースソースが確認できるもののみ掲載。実際はこれ以上)
- 2008年(平成20年)5月14日、旅館の宿泊代を踏み倒したとして詐欺罪の疑いで、宮城県警に逮捕された。調べによると、渡辺は一月下旬、宮城県東松島市の旅館に女性と子ども一人を連れて宿泊し、宿泊代計七万数千円を支払わなかった疑い。渡辺ら三人は三泊する予定で、三日目の夜九時すぎに外出した。後に「友人の家に泊まる」と旅館に電話、不審を感じた従業員が部屋を調べると荷物がなくなっていたという。渡辺は本名で宿泊し、自宅の電話番号も伝えていたという(「詐欺容疑で映画監督渡辺文樹容疑者逮捕[リンク切れ]」デイリースポーツ)。
- 2008年(平成20年)9月11日、自作の映画「天皇伝説」の宣伝ポスターを許可無く張ったとして、一緒に作業をしていた女性とともに警視庁公安部に軽犯罪法違反(張り札行為)の容疑で逮捕された。9月に入り、同様のポスターを都内で約100枚張っていた。
- 一方渡辺は、“一件解決して釈放直後に他の嫌疑での別件逮捕を繰り返している”と警察の姿勢を批判している(『創』2008年9・10月合併号「3度にわたる逮捕後、釈放された監督にインタビュー 映画「天皇伝説」をめぐる右翼、公安警察との攻防戦[リンク切れ]」)。また、映画評論家の柳下毅一郎も『映画秘宝』2008年11月号において、「今回の度重なる別件逮捕は、『天皇伝説』を公開させないための、公安警察による渡辺つぶしである」と述べている。
[編集] 評伝
- 佐野眞一『人を覗にいく』113-137頁(狂気のフィルム行商人――渡辺文樹・映画監督)、ちくま文庫、2002年。