サンセベリア

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サンセベリア
Sansevieria trifasciata1.jpg
サンセベリア(フクリンチトセラン)
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
: クサスギカズラ目 Asparagales
: クサスギカズラ科 Asparagaceae
亜科 : スズラン亜科 Nolinoideae
: サンセベリア属 Sansevieria
: アツバチトセラン S. trifasciata
学名
Sansevieria trifasciata
Prain.[1]
和名
アツバチトセラン
英名
Snake Plant

サンセベリア(学名:Sansevieria trifasciata)は、スズラン亜科サンセベリア属の多年草。和名はアツバチトセラン(厚葉千歳蘭)。別名、チトセラントラノオ(トラノオラン)。適切な読み方ではないが、慣用的にサンスベリアとも呼ばれる。

園芸用の観葉植物としてよく流通しており、フクリンチトセラン(覆輪千歳蘭、学名:S. trifasciata cv. 'Laurentii')、マルバチトセラン(丸葉千歳蘭、学名:S. trifasciata cv. 'Hahnii')などの品種が知られている。

ただし、同属の別種も観賞用に栽培されており、類似の名で呼ばれることがあるので注意を要する。

特徴[編集]

主な原産地はアフリカナイジェリアコンゴ民主共和国[1]の乾燥地帯である。地中からロゼット状に立ち上がるは肉厚で先がとがる。 その他タンザニアやエチオピア等も有名である。

多肉植物あるいは観葉植物として扱われる。草本で、は地下にあって横に這い、葉だけを地上に出す。種によっては根出葉が多少ロゼット状になって、草らしい形に見えるが、S. trifasciata などは、横に這う茎から、少しずつ間を開けて葉をつけ、それが地上に長く直立するので、板のような葉だけが立ち並んだ姿となる。葉に緑色の濃淡による横縞模様があるのが虎の尾蘭の名前の由来である。

葉の間から花茎が出て目立たない小さな花が咲く。花・の細い茎の基部には蜜腺があり、透明な小さな蜜の玉が下がる。

日本ではバブル時代にtrifasciataローレンチ(虎の尾)で有名になったが、その後は100円ショップでもローレンチは売られる[要出典]。 しかし、希少種などは数万から100万円以上もする固体もあり、希少種は年々ブームになりつつある[要出典]

利用[編集]

葉を鑑賞するために観葉植物として栽培され、斑入りなどの園芸品種が多い。多肉植物だけに乾燥に強く、水不足で葉がしおれることはあってもなかなか枯死しない。また、日照不足に強いのも特徴である。ただし低温と過湿には弱く、水のやりすぎなどで根腐れを起こすと葉が黄白色に変色して抜け、枯死してしまう。

冬は室内に入れ、水は与えない方がよい。根っこが水を吸わないため、根腐れを起こすことがある。土から出して(根を日光などに当てないように)良く乾燥させ新聞紙などでくるみ、暖かい場所で越冬させることができる。 暖かくなってきたらまた地面に挿すと成長し始める。葉が多く出るようになったら株分けで増やすことができる。葉挿しでも根着くが、斑入り品種では斑がなくなってしまう。葉挿しのやり方は、綺麗な傷んでいない元気な葉を5センチぐらいの間隔で切り、上下を間違えないようにそのまま地面に挿せばよい。ただ株分けで増やす場合、葉先に触れると葉が傷んでしまうので注意が必要である。

最近までは竜舌蘭科に分類されたが、ここ最近キジカクシ科に変更されている。

種類[編集]

  • キリンドリカ(シリンドリカ)
  • スタッキー
  • ハニー
  • ゴールドハニー
  • シルバーハニー
  • ゼラニカ
  • ムーンシャイン
  • ドラゴンブルー
  • エーレンベルギー
  • プフィステリィ
  • LAS ANOD
  • ピングイキュラ
  • ロリダ
  • エイレンシス
  • Kirkii Silver Blue
  • マフィンガ
  • フィッシェリー

脚注[編集]

  1. ^ a b Sansevieria trifasciata”. Germplasm Resources Information Network (GRIN) online database. 2012年8月15日閲覧。