GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ

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GMOインターネット・レディース
サマンサタバサ
グローバルカップ
トーナメント情報
創設 2012年
開催地 茨城県
開催コース イーグルポイントゴルフクラブ
基準打数 Par72(2019年)[1]
ヤーデージ 6601Yards(2019年)[1]
主催 GMOインターネット
ツアー 日本女子プロゴルフ協会
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 1億円(2021年)
開催月 7月
廃止 2021年
最高記録
最少打数 199 日本の旗 小祝さくら(2019年)[1]
通算スコア -17 日本の旗 小祝さくら(2019年)[1]
最終優勝者
日本の旗 若林舞衣子(2021年)[2]
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GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ(ジーエムオーインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ)は、GMOインターネット主催・サマンサタバサジャパンリミテッド特別協賛・日本女子プロゴルフ協会の公認により、茨城県稲敷郡阿見町にある「イーグルポイントゴルフクラブ」で、2021年に施行された女子プロゴルフトーナメントである[3]

2012年から2019年までは、サマンサタバサジャパンリミテッド単独主催により、サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメントとして開催されていた。本稿では、サマンサタバサ主催時代を含め記載する。

概要[編集]

直近で開催された2019年時点で、賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円[1]。後述する2020年は賞金総額を9,000万円に増額される予定であった。2021年は更に賞金総額が増額され、1億円となった。

大会期間中は例年、サマンサモデルによるファッションショー、ミュージシャンやお笑いのライブ、サマンサタバサの各種グッズの販売会などが開催されている。そのため、これらを目当てにサマンサタバサのメイン顧客でもある若い女性のギャラリーが多いことも特徴であり、実際に2015年の第4回はギャラリー全体の40%が女性であった[4]

2020年は、サマンサタバサ&GMOインターネット ガールズコレクション・レディーストーナメントの名称で、サマンサタバサジャパンリミテッドおよびGMOインターネットの共催により開催される予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中止された。

日本女子プロゴルフ協会は2022年から放映権を同協会に帰属させ、インターネット配信に関してはアメリカのディスカバリーグループのゴルフ専門動画配信サービス「GOLFTV」などでの有料配信を行うことでスポンサーや放送局との間で合意したと2021年10月に発表した[5][6]。しかし、本大会の主催者でGMOインターネットグループ代表の熊谷正寿は「『有料』のインターネット放送のために、数億円もの主催者コストを負担できない」と反発し、有料配信しか認めない場合は大会スポンサーから降板することも示唆した[6]。その後、熊谷は同年12月20日までに2022年における主催を辞退したことを自身のTwitterにて発表した[7]

2021年12月24日、日本女子プロゴルフ協会は2022年の試合日程を発表し、その中で本大会が2021年で終了したことを正式発表した。該当週は空白となっており、日本女子プロゴルフ協会は特別協賛社を募った上で同協会主催の新規大会を予定しているとされていた[8]。しかし実際には該当週での開催は行われず、ニッポンハムレディスクラシック大東建託・いい部屋ネットレディスの間の週で行われていた本大会が終了したことで1週分空白が生じることになった。

歴代優勝者[編集]

サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント
開催回 開催年 優勝者名 スコア 備考
第1回 2012年 日本の旗 木戸愛 -14 プロ初優勝。
第2回 2013年 日本の旗 吉田弓美子 -16 表純子とのプレーオフを制す。
第3回 2014年 日本の旗 成田美寿々 -16 香妻琴乃とのプレーオフを制す。
第4回 2015年 日本の旗 前田陽子 -8 プロ通算2勝目
第5回 2016年 大韓民国の旗 全美貞[9] -10 3年ぶりの勝利でツアー通算23勝目を挙げる[9]
第6回 2017年 大韓民国の旗 金楷林(キム・ヘリム)[10] -11 日本女子ツアー初参戦で初優勝の快挙を達成する[10]
第7回 2018年 日本の旗 有村智恵[11] -13 6年ぶりの日本ツアー優勝で通算14勝目を飾る[11]
第8回 2019年 日本の旗 小祝さくら[1] -17 17アンダーの大会新記録でプロ初優勝[1]
GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ
第9回 2021年 日本の旗 若林舞衣子[2] -15 4年ぶりの優勝を出産後初優勝で飾る。また若林は85ホール連続ノーボギーのツアー記録を達成[2]

テレビ放送・インターネット配信[編集]

  • 大会2日目・最終日の模様をテレビ東京系列6局ネットで放送。またYouTubeのテレビ東京スポーツ公式チャンネルにて大会3日間のネットライブ中継を実施した[12]
    • 大会中止となった2020年は、本来放送予定日だった7月18日・19日共に「特別編」を2日間かけて放送した。他の中止となった大会については、過去の振り返りまたは数人のプロによる対戦を1日だけ放送するのが大方であるが、2日間放送するのは異例である。18日は過去の振り返りとサマンサタバサ社員の仕事紹介(例年大会期間中に行われるモデルオーディションの舞台裏と、2020年進行中の社内プロジェクトの様子)で構成し、19日は8人のプロによるマッチプレーとして開催した「サマンサグローバルプレゼンツ GMOインターネットカップ」の模様を放送した[13]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 小祝さくら逆転でツアー初制覇 黄金世代8人目 - 日刊スポーツ、2019年7月21日配信、同日閲覧
  2. ^ a b c "若林舞衣子20年ぶり6人目「ママさん初V」連続ノーボギー新記録も樹立". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 17 July 2021. 2021年7月17日閲覧
  3. ^ 賞金総額1億円、競技で魅せるNo.1のゴルフトーナメントへ GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ 2021年7月12日~18日に初開催決定!』(プレスリリース)GMOインターネット、2020年12月23日https://www.gmo.jp/news/article/7040/2021年5月15日閲覧 
  4. ^ J Soul Brothers効果!?サマンサL来場者数は過去最高の2万878人”. アルバトロス・ビュー (2015年7月19日). 2021年7月1日閲覧。
  5. ^ “今季国内女子ツアーをGOLFTVが一括ネット配信へ JLPGAが発表”. GDOニュース. (2021年10月6日). https://news.golfdigest.co.jp/news/jlpga/article/141352/1/ 2021年12月15日閲覧。 
  6. ^ a b JLPGAの“有料放送”主義にGMO社長が反発「考え方古い」「主催者を降ります」”. 東京スポーツ (2021年12月15日). 2021年12月15日閲覧。
  7. ^ GMOが主催を辞退 ネット配信有料化に異議―女子ゴルフ”. 時事通信 (2021年12月20日). 2021年12月20日閲覧。
  8. ^ 女子ツアー来季日程発表 辞退したGMO&サマンサ杯の週は新規大会開催へ”. デイリースポーツ (2021年12月24日). 2021年12月27日閲覧。
  9. ^ a b 3日間ノーボギー全美貞が3季ぶりV 木戸愛1打差競り負け - ゴルフダイジェスト・オンライン、2016年7月17日閲覧
  10. ^ a b 金楷林が初優勝 2位岩橋里衣、ユン・チェヨン - 日刊スポーツ、2017年7月16日閲覧
  11. ^ a b 有村智恵6年ぶりV2打差を逆転 2位は青木瀬令奈 - 日刊スポーツ、2018年7月15日配信、同日閲覧
  12. ^ "ライブ配信". BROADCAST. GMO Internet Group. 15 July 2021. 2021年7月17日閲覧
  13. ^ サマンサグローバル プレゼンツ GMOインターネットカップ開催~チャリティオークション開催~』(プレスリリース)GMOインターネット、2020年7月16日https://www.gmo.jp/gmo-cup/2020年7月19日閲覧 

外部リンク[編集]