サボー・マグダ

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Flag of Hungary.svg この項目では、ハンガリー語圏の慣習に従い、名前を姓名順で表記していますが、印欧語族風にマグダ・サボーと表記することもあります。

サボー・マグダハンガリー語: Szabó Magda, 1917年10月5日 - 2007年11月19日)は、ハンガリー作家。ハンガリーで最も著名な女性作家と言われた。小説のほか、ドラマ、エッセイ、詩なども書いた。

1917年、ハンガリー第二の都市デブレツェンで生まれた。デブレツェン大学ラテン語ハンガリー語の教員の資格を得て卒業し、デブレツェンやホードメゼーヴァーシャールヘイの女子校で教鞭を執った。1945年から1949年まで宗教教育省に勤務し、1947年に結婚した。

サボーは詩人として作家生活の第一歩を踏み出した。1947年に処女作『Lamb(英題)』を刊行、この続編として1949年に『Back to the Human(英題)』が発表された。1949年、バウムガルテン賞を受賞することとなったが、政治的な理由によって授賞当日に取り消されてしまった。同年、役所からも解雇されている。

1949年から1956年にかけて、当時のハンガリーはラーコシ・マーチャーシュによってスターリニズムによる規則が成立していたため、サボーの執筆活動は政府から禁じられていた。職を失ったサボーの夫も共産主義政権から汚名を着せられ、サボーはやむなく小学校で教えて生計を立てることとなった。この著作活動が禁じられた数年間に書かれた最初の小説『Fresco(英題)』は、1958年に出版され、読者から圧倒的な支持を得ることとなる。

サボーの作品は、ハンガリーで数々の賞を受賞するとともに、世界42ヶ国で出版されている。2003年フランスの文学賞フェミナ賞で外国小説賞を受賞した。また、小説『Abigail(英題)』はハンガリー版Big Readで、最も著名な小説の第6位に選ばれている。さらに、他の3作品も上位100にランクインされている。