コルアーキオータ門

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
コルアーキオータ
Korarchaeota.jpg
分類
ドメイン : 古細菌 Archaea
: コルアーキオータ界
Korarchaeota
: コルアーキオータ門
Korarchaeota

コルアーキオータ門(界)Korarchaeota、Korarchaea、コル古細菌)とは1996年にBarnsらによって指摘された古細菌、第三番目の門(界)。

アメリカアイダホ州イエローストーン国立公園の74-93°Cの熱水底泥にPCR法を用いて、16S rRNA系統解析を試みたところ、クレンアーキオータユリアーキオータ界のどちらにも入らない配列を発見した。この結果より、Barnsらは、従来のWoeseによる『古細菌は二界である』という説を覆し『古細菌は三界よりなる』という主張を打ち立てた。

発見から十年以上が経過しているがいまだ実態は不明な点が多い。1997年FISH法を用いて増殖していることが確認されているが、これまでに純粋培養は成功していない。しかしながら2008年に“Candidatus Korarchaeum cryptofilum”と呼ばれる株について、全ゲノムの解読が報告された。生命の起源に最も近い生物とも、クレンアーキオータにやや近縁とも言われている。

命名の由来[編集]

Korarchaeota(コルアーキオータ)のkorosあるいはkoreとは若い男、あるいは女という意味。

参考文献[編集]

  • Barns SM, Delwiche CF, Palmer JD, Pace NR. (1996). “Perspectives on archaeal diversity, thermophily and monophyly from environmental rRNA sequences”. Proc Natl Acad Sci U S A 93 (17): 9188–9193. PMID 8799176. 
  • Elkins JG, Podar M, Graham DE, Makarova KS, Wolf Y, Randau L, Hedlund BP, Brochier-Armanet C, Kunin V, Anderson I, Lapidus A, Goltsman E, Barry K, Koonin EV, Hugenholtz P, Kyrpides N, Wanner G, Richardson P, Keller M, Stetter KO. (2008). “A korarchaeal genome reveals insights into the evolution of the Archaea”. Proc Natl Acad Sci U S A 105 (23): 8102–7. PMID 18535141.