グランデコスノーリゾート

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グランデコスノーリゾート
所在地 〒969-2701
福島県耶麻郡北塩原村桧原荒砂沢山湯本塩原字前黒
座標 北緯37度42分30秒 東経140度7分30秒 / 北緯37.70833度 東経140.12500度 / 37.70833; 140.12500座標: 北緯37度42分30秒 東経140度7分30秒 / 北緯37.70833度 東経140.12500度 / 37.70833; 140.12500
開業日 1992年
造設地形 西吾妻山: 西大巓
標高 1590 m - 1010 m
標高差 580 m
最長滑走距離 4000 m
最大傾斜 33
コース数 10本
コース面積 58 ha
索道数 5本
テレインパーク パイプ、ウェーブ
テーブル、スパイン
ボックス、レール
公式サイト EN REOSRT Grandeco
地図
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グランデコスノーリゾートは、福島県北塩原村にある西吾妻山の支峰である西大巓の南斜面側に広がるスキー場である。

概要[編集]

福島県北塩原村にあるスキーリゾート施設で、The COURT株式会社が運営している。

ホテルも併設されており、スノーアクティヴィティのみにとどまらずリゾート地として利用できる。ホテルに隣接して約2kmのクロスカントリーコースが設置されている。

名称の由来は「デコ平」という現地名が名前の由来。

総面積58ヘクタール。最高標高が1590メートルと、このエリアではもっとも高く、奥行きのあるロングコースを擁している。

索道はゴンドラとフード付きのクワッドリフトであり、風が強めの日でも、風による寒さをあまり気にせず乗車することができる。

夏季には「ゴンドラリフト」を利用し、トレッキングコースなどを営業している。また紅葉する秋季にもゴンドラの運営を行っている。

1992年に東急電鉄として開発し、開業。総合保養地域整備法(リゾート法)適用第1号となった会津フレッシュリゾート構想の1つに基づいて建設された。その後、2003年に東急不動産に委譲され、東急リゾーツ&ステイが運営していた。しかし、2022年7月1日をもって東急不動産は同施設の保有から撤退。東急グループの東急リゾーツ&ステイが運営していたが2023年3月までに譲渡し、東急グループとしては完全に撤退することとなった。譲渡先等は譲渡先側の意向により非開示とされている[1]が、報道等でThe COURT株式会社が譲渡先として明らかになっており、同社が2023年7月から運営を引き継ぐこととなっている。[1]

2022年8月4日、グランデコ付近の中ノ沢川が豪雨のため氾濫、施設に通じる道路が通行不能となった。当日中に通行は可能となったが、一時的に宿泊客ら100人以上が孤立状態となった[2]

ゲレンデ[編集]

コース数は10。 リフトは4基(ゴンドラ1基、クワッドリフト3基)。

交通アクセス[編集]

沿革[編集]

  • 1992年 - 東急電鉄として開発し、開業。
  • 2003年 - 東急不動産に譲渡された。
  • 2004年 - 東急ハーヴェストクラブ裏磐梯グランデコ開設。
  • 2011年 - 東急リゾートサービス(現:東急リゾーツ&ステイ)に運営を移換。
  • 2022年7月1日 - 東急リゾーツ&ステイが譲渡。[3]
  • 2023年3月31日 - 譲渡の上、ホテル、東急ハーヴェストクラブを含め、東急リゾーツ&ステイとしての運営を終了。[2]
  • 2023年7月1日 - The COURT株式会社に運営体制を移行し「EN RESORT Grandeco」としてリブランド[3]。第一弾としてホテルを「ENリゾートグランデコホテル」として改装の上、同日オープン。※スキー場「グランデコスノーリゾート」は来季から運営開始予定。[4]

脚注[編集]

  1. ^ リゾート事業の一部資産譲渡に関するお知らせ”. 東急不動産 (2022年7月1日). 2022年8月4日閲覧。
  2. ^ カメラが関係者の案内で現場へ リゾートホテルが一時孤立「開業以来こんなことは初めて」《福島県・大雨》”. 福島テレビ (2022年8月4日). 2022年8月4日閲覧。
  3. ^ “北塩原・グランデコリゾート譲渡へ 7月1日付、東急不動産が撤退”. 福島民友新聞社. (2022年3月11日) 
  4. ^ 「グランデコホテル改装 運営体制変更し1日オープン」『福島民友新聞』、2023年6月27日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]