キックリ

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キックリ(Kikkuli)は、ボアズキョイ遺跡から出土した、軽戦車を牽引する馬匹の調教について書かれた、紀元前15世紀末-14世紀前半に編まれたものと推定されるヒッタイト語文書に登場するフルリ人の人名。

キックリ文書[編集]

馬の調教師(aššuššanni)キックリの文書は保存状態が良く、馬に軽戦車を牽かせる前に行うべき調教が、1080行に184日にわたり詳しく記述されている。

1906年ヒッタイトの都ボアズキョイの発掘で発見された。4枚の粘土板文書に記されており、それぞれ別の書記により書かれている。紀元前13世紀に筆写されたものであるが、表現には原典の古いままの言葉で書かれた部分もある。またフルリ語には部分的に文法上の間違いも見られる。文書はヒッタイト語で書かれているが、数詞や職名など一部の専門用語にインド語派と共通の言葉が見られることが注目される。


関連項目[編集]