カスピアン王子のつのぶえ
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『カスピアン王子のつのぶえ』(原題:Prince Caspian: The Return to Narnia )は、C・S・ルイスによる児童文学「ナルニア国ものがたり」7部作のうち、2番目に執筆・出版された作品。1951年に初版が出版された。ナルニア年代記として時系列順にみると『馬と少年』に続く4番目の物語で、ピーター王治世の約1300年後の時代にあたる。岩波書店から出版されている日本語版の翻訳は瀬田貞二による。
目次 |
[編集] 概要
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
ナルニア国がテルマール人の治める世となり、古くからのナルニアの住人、小人やもの言う動物たちが森に隠れ暮らすようになった時代、カスピアン王子は邪悪な叔父ミラースに命を狙われ、森に逃れてナルニアの住人達と暮らし始める。追い詰められて魔法の角笛を吹いたとき、別の世界から4人の子どもたちが送り込まれて彼を救う。4人はかつてナルニアの王座についていたペベンシー家のきょうだいだった。彼らはアスランの助けを得て戦いの末にカスピアンを王座につける。
カスピアンはこの物語のほか、『朝びらき丸 東の海へ』では主役の一人として登場する。『銀のいす』『さいごの戦い』にもわずかながら姿を見せる。
[編集] 登場人物
- ピーター
- スーザン
- ルーシー
- エドマンド
- カスピアン:子どものころに父王が世を去ったため、王位を叔父ミラースに奪われた。
- ミラース:カスピアンの叔父。兄を謀殺し王位を簒奪、さらに自分に息子が生まれたことでカスピアンを亡き者にしようとする。
- リーピ・チープ:勇敢なるものいうネズミ。
- アスラン:ライオン、「大帝の息子」でナルニアの創造主。
[編集] あらすじ
ペベンシー家の子供達がナルニアに戻ったとき、ナルニアでは1000年以上もの時が流れ、王都ケア・パラベルは荒れ果て、ナルニアは魔法や妖精が忌避された人間が支配する地となっていた。そのころ、ナルニア国の王はカスピアン王子の叔父ミラースとなっていた。ミラースはテルマール人と呼ばれる人間で、ナルニア人とは違う人々であった(このテルマール人というのは、地球にいた海賊が、ナルニアへの入り口を見つけて入ってきた者である。ストーリーの最後でアスランが語る)。カスピアン王子は、助けを呼ぶために角笛(前回ペペンシー家の四人がナルニアに来たとき、スーザンがクリスマスプレゼントとしてもらい、ナルニアにおいていったもの)を吹き鳴らす。これはどこにいようと吹けば助けがくるというものであった。
ちょうど王子が角笛を吹いたとき、イギリスの田舎駅のホームにいたペペンシー兄弟たちは、何か見えない力に引かれてナルニアに来てしまう。ナルニアに来ると、カスピアン王子の使い、小人のトランプキンに会う。四兄弟はトランプキンとともにカスピアン王子の所に行き、ナルニア人を集めてテルマール人と闘う。しかし、ナルニア人は小人や獣などが多いのに対し、テルマール人は人間で、戦いにもすぐれていたために負けてしまう。それで、ペペンシー兄弟の長男ピーターはテルマール人の王ミラースに一騎打ちを申し込む。
[編集] 日本語版
- カスピアン王子のつのぶえ ナルニア国ものがたり (2) (ポーリン・ベインズ(イラスト)、瀬田貞二(翻訳)、岩波書店)
[編集] 映画
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