エドゥアルト・フックス

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エドゥアルト・フックス(Eduard Fuchs 、1870年1月31日1940年1月26日)は、ドイツのマルクス主義者・風俗研究家・収集家。

生涯[編集]

南ドイツのドナウ川沿岸のゲッピンゲン市に生まれる。20歳頃から社会主義運動に参加し、1894年には『階級闘争』という詩集を出版した。

1895年に「ミュンヘン・ポスト」紙の編集部が発行する『南ドイツ郵便馬車』という社会主義の政治風刺雑誌を手伝い、同じ年の5月に編集を任されている。この号はドイツ発のカラーの絵入り雑誌として発行され、通常2500部の売り上げが60000部に跳ね上がった。

最初のカリカチュア研究である『カリカチュアに見られる1848年』と『フォールメルツのダンスの理想、カリカチュアにおけるローラ・モンテス』という論文をある雑誌に発表したところ、後者が皇室の名誉を毀損したとして、バイエルン政府から不敬罪により起訴され禁固10ヶ月を言い渡され服役した。その後ベルリンに出て本格的にカリカチュアの研究に取りかかり、眼病に悩まされながら膨大なコレクションを集め著述を行った。

1933年ヒトラーが政権につくと、その弾圧にあい、その年の5月に国境沿いにスイスに逃亡した。この際フックスのコレクションと著作は没収され、焼却された。最終的にはパリに亡命し、その地で生涯を終えた。

著作[編集]

  • 『ヨーロッパ諸民族のカリカチュア』1901-1903年
  • 『カリカチュアにおける女性』1902年-1906年
  • 『エロチック美術の歴史』1908年
  • 風俗の歴史』1909-1912年
  • 『ユダヤ人カリカチュア』1921年
  • 『エロティック美術の巨匠たち』1930年

参考[編集]