イソソルビド

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イソソルビド
イソソルビドの構造式
臨床データ
胎児危険度分類  ?
法的規制  ?
識別
CAS登録番号 652-67-5
ATCコード  ?
KEGG D00347
化学的データ
化学式 C6H10O4

一般名イソソルビドとして知られる医薬品は、利尿剤などとして用いられる製剤である。日本国内での商品名はイソバイドが知られている。最近ではゼリー状の商品もある(商品名メニレットゼリーなど)。

腎クリアランス性が高い為、硝酸エステル狭心症薬として利用される。この場合、イソソルビド自体には狭心症に対する作用はない。硝酸イソソルビド製剤の一部にイソソルビド錠など称するものもあり、両者の薬効用量は値のオーダーがまったく異なるので、イソソルビドと硝酸イソソルビドとの識別には留意すべきである。(イソソルビド 硝酸エステルは記事 硝酸イソソルビドに詳しい)

適応症[編集]

脳腫瘍時の脳圧降下、頭部外傷に起因する脳圧抗進時の脳圧降下、腎、尿管結石時の利尿、緑内障の眼圧低下、メニエール病

医薬品情報[編集]

  • 薬効分類名
経口浸透圧利尿・メニエール病改善剤
  • 薬価基準収載年月
1968年6月
  • 販売開始年月
1968年6月
  • 最新の効能又は効果追加承認
1988年2月 - メニエール病改善剤
  • 規制区分
処方せん医薬品

作用機序[編集]

経口吸収後、血液の浸透圧を増大させるので血管中に水分を貯留させ浮腫を除く作用がある。すなわち、脳腫瘍時の脳圧降下、頭部外傷に起因する脳圧抗進時の脳圧降下、緑内障の眼圧低下あるいはリンパ系の浮腫やメニエール病に対して血管外水分貯留(浮腫)を除く目的で利用される。単独あるいは他の作用機序の利尿剤と併用される場合もある。

一方、腎においては糸球体より分泌された後に尿細管で再吸収されないため速やかに対外に排泄されると共に、尿細管浸透圧を増大させるので尿量が増加する浸透圧利尿作用を持つ。

用量[編集]

  • 脳圧降下、眼圧降下、及び利尿
成人1日量約50g~100g(イソソルビド重量換算値)を2~3回に分けて経口投与する。
  • メニエール病
1日体重当り1.5~2.0mL/kgを標準用量とし、成人1日量約60g~80g(イソソルビド重量換算値)を2~3回に分けて経口投与する。

使用禁忌[編集]

  • 急性頭蓋内血腫のある患者 - 頭蓋内圧低下により、一時的にとまっていた頭蓋内出血が再開するおそれがある。処置により再出血のおそれのないことを確認するまでは投与すべきでは無い。

副作用[編集]

  • 消化器(0.1~5%未満)
嘔気、悪心、下痢、嘔吐、食欲不振
  • 精神神経系(0.1~5%未満)
不眠、頭痛
  • 過敏症(頻度不明)
発疹、紅斑

尚、長期連用(頻度不明)で電解質代謝異常を起こすことがある。

物性[編集]

  • 化学名
1,4:3,6-dianhydro-D-glucitol
  • 分子式
C6H10O4
  • 分子量
146.14

体内動態[編集]

経口投与後24時間でおよそ80%程度が、未変化体(未代謝)のまま尿中に排泄される。

関連項目[編集]

出典[編集]

  • 医療用医薬品の添付文書 イソバイド(日研化学株式会社)