アテナ宝石デザイン研究所

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アテナ宝石デザイン研究所は、東京港区にあるジュエリーデザインの学校である。

概要[編集]

沿革[編集]

1969年に金沢美術工芸大学工芸科卒業後インダストリアルデザイナーをしていた藤村民夫と、1971年に同校卒業後、岩倉精密鋳造[1]に勤めていた藤村澄江とが中心となり、1976年に、ジュエリーデザイナーを養成する学校「フォルムスクール」を新宿御苑前に創設。

1981年に、両氏が「アテナ宝石デザイン研究所」として高田馬場にて開業。

2010年 健康上の理由から両氏が退き、フォルムスクールの4期卒業生だった水野薫子が2代目代表に就任。同じく4期卒業の山本統規(武蔵野美術大学出身)が主任講師として就任した。

2017年 港区に移転。

卒業生はデビアス主催のDiamond internashonal Award [2]などに入選している。

注釈[編集]

  1. ^ 岩倉精密鋳造は、ジュエリー界の草分けである岩倉康二の工房。
  2. ^ 1953年にデビアス社 が創設したビエンナーレで行われるダイヤモンドの世界的コンテストで、フランスのシャイヨー宮殿やヴェニスのフェニーチェ劇場で授賞式が行われる大規模な ものであった。アテナ宝石デザイン研究所では、2000年に同コンテストが廃止されるまで開に催された10回のうち、同校卒業生が7人、8回受賞してい る。

参考文献[編集]

  • ジュエリーデザイン 表現の基本 藤村民夫著
  • ジュエリーレンダリング 柏書店松原刊 藤村民夫著
  • De Beers - Diamonds International Awards 2000 - DUA - Fas
  • De Beers honors 30 jewelry designers for their creative use of diamonds in jewelry design
  • ジュエリーイラストレーション ワークチュールヨシダ刊 藤村民夫著 48ページから引用

関連項目[編集]

外部リンク[編集]