高皇后 (北魏孝武帝)

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高皇后
北魏の皇后
在位 532年 - 534年

配偶者 孝武帝
  元韶
氏族 高氏(北斉皇族
父親 高歓
母親 婁昭君
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高皇后(こうこうごう、生没年不詳)は、中国北魏孝武帝皇后

経歴[編集]

高歓婁昭君の間の長女として生まれた。高澄北斉太原長公主文宣帝高洋・孝昭帝高演・武成帝高湛・博陵王高済の同母姉である。

孝武帝が即位すると、その後宮に入って皇后に立てられた。夫婦仲はうまくゆかず、孝武帝は3人の従姉妹(元明月安徳公主・元蒺藜)を寵愛して不倫の仲となった。534年12月、孝武帝が関中に入って死去すると、皇后は彭城王元韶に再嫁して妃(正室)となった。

高歓は新たに孝静帝を擁立し、次女を皇后とした(同じく高皇后と呼ばれる、のちの太原長公主)。

脚注[編集]


伝記資料[編集]