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鍛治靖子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鍛治 靖子(かじ やすこ、1956年12月16日[1][2] - )は、日本翻訳家。別名義は梶元 靖子[1](かじもと やすこ)。 日本推理作家協会会員。

東京女子大学文理学部卒業。小隅黎に師事して翻訳家に。 SF翻訳家としてデビューした後、ファンタジー作品の翻訳を多く手がける[3]。主な訳書にはロビン・ホブの『騎士の息子』『帝王の陰謀』『真実の帰還』『黄金の狩人』、コリン・ウィルソンの『サイキック』、L・M・ビジョルドの『スピリット・リング』『チャリオットの影』『影の棲む城』、アンドレ・ノートンの『ゼロ・ストーン』『未踏星域を超えて』などがある[4]

2021年から2022年にかけて、創元SF文庫から刊行されたファウンデーション・シリーズの三部作の新訳版が、2023年に星雲賞海外長編部門を受賞した。

訳書

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梶元靖子 名義

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ドラキュラ・シリーズ

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  • 『ドラキュラ紀元』(キム・ニューマン、東京創元社) 1995
  • 『ドラキュラ戦記』(キム・ニューマン、東京創元社) 1998
  • 『ドラキュラ崩御』(キム・ニューマン、東京創元社) 2002


鍛冶靖子 名義

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  • 『スピリット・リング』(ロイス・マクマスター・ビジョルド東京創元社) 2001
  • 『20億の針』(ハル・クレメント、東京創元社) 2016
  • 『無限の書』(G・ウィロー・ウィルソン、東京創元社) 2017
  • 『吟遊詩人の魔法』上・下(イラナ・C・マイヤー、東京創元社) 2017
  • 『ダークネット・ダイヴ』(サチ・ロイド、東京創元社) 2018
  • 『精霊を統べる者』(P・ジェリ・クラーク、東京創元社)2024

「ファーシーアの一族」シリーズ

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  • 『ファーシーアの一族 騎士(シヴァルリ)の息子』上・下(ロビン・ホブ、東京創元社) 2004
  • 『ファーシーアの一族 帝王(リーガル)の陰謀』上・下(ロビン・ホブ、東京創元社) 2005
  • 『ファーシーアの一族 真実(ヴェリティ)の帰還』上・下(ロビン・ホブ、東京創元社) 2006
  • 『五神教 チャリオンの影』上・下(ロイス・マクマスター・ビジョルド、東京創元社) 2007
  • 『五神教 影の棲む城』上・下(ロイス・マクマスター・ビジョルド、東京創元社) 2008
  • 『五神教 影の王国』上・下(ロイス・マクマスター・ビジョルド、東京創元社) 2012
  • 『五神教 魔術師ペンリック』(ロイス・マクマスター・ビジョルド、東京創元社) 2018
  • 『五神教 魔術師ペンリックの使命』(ロイス・マクマスター・ビジョルド、東京創元社) 2021 

「道化の使命」シリーズ

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  • 『道化の使命 黄金の狩人』全三巻(ロビン・ホブ、東京創元社) 2010
  • 『道化の使命 仮面の貴族』全三巻(ロビン・ホブ、東京創元社) 2012
  • 『道化の使命 白の預言者』全四巻(ロビン・ホブ、東京創元社) 2015

ドラキュラ・シリーズ

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  • 『ドラキュラ紀元一八八八』(キム・ニューマンアトリエサード、ナイトランド叢書) 2018
  • 『鮮血の撃墜王 ドラキュラ紀元一九一八』(キム・ニューマン、アトリエサード、ナイトランド叢書) 2018
  • 『ドラキュラのチャチャチャ ドラキュラ紀元一九五九』(キム・ニューマン、アトリエサード、ナイトランド叢書) 2021
  • 『われはドラキュラ ジョニー・アルガード ドラキュラ紀元』(キム・ニューマン、アトリエサード、ナイトランド叢書) 2021

「銀河帝国の興亡」シリーズ

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  • 銀河帝国の興亡 1 風雲編』(アイザック・アシモフ、東京創元社) 2021
  • 『銀河帝国の興亡 2 怒涛編』(アイザック・アシモフ、東京創元社) 2021
  • 『銀河帝国の興亡 3 回天編』(アイザック・アシモフ、東京創元社) 2022

脚注

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  1. ^ a b 鍛冶靖子”. 国立国会図書館 (2005年). 2014年8月21日閲覧。
  2. ^ 会員名簿”. 日本推理作家協会 (2013年). 2014年8月21日閲覧。
  3. ^ 鍛冶靖子. “幻狼ファンタジアノベルス”. 幻冬舎コミックス. 2014年8月21日閲覧。
  4. ^ コリン・ウィルソン『サイキック 人体に潜む超常能力の探究と超感覚的世界』三笠書房、1989年、訳者紹介頁。ISBN 978-4-8379-5449-1 

外部リンク

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