都の花嫁アムラパーリー

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都の花嫁アムラパーリー
Amrapali
監督 レーク・タンドン
脚本 オムカル・サーヒブ
アルジュン・デーヴ・ラーシュク(台詞)
バルビール・シン(台詞)
原案 オムカル・サーヒブ
製作 F・C・メーラ
出演者 ヴィジャヤンティマラ英語版
スニール・ダット
プレーム・ナート英語版
音楽 シャンカール=ジャイキシャン英語版
撮影 ドワルカ・ディヴェーチャ
編集 プラン・メーラ
製作会社 イーグル・フィルムズ[1]
公開 インドの旗 1966年9月11日
上映時間 119分
製作国 インドの旗 インド
言語 ヒンディー語
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都の花嫁アムラパーリー』(みやこのはなよめアムラパーリー、Amrapali)は、1966年に公開されたインド歴史映画レーク・タンドンが監督、ヴィジャヤンティマラ英語版スニール・ダットが主演を務めた。映画に関する権利はシャー・ルク・カーンレッド・チリーズ・エンターテインメント英語版が所有している。日本未公開。

ストーリー[編集]

キャスト[編集]

製作[編集]

『都の花嫁アムラパーリー』は紀元前500年前後を舞台にしており、ヴァイシャーリーナガルヴァドゥ英語版クルチザンヌ)のアムラパーリーの生涯と彼女に恋するマガダ国アジャータシャトルを描いている。映画ではアジャータシャトルはアムラパーリーを手に入れるためにヴァイシャーリーを破壊するが、その間に彼女はガウタマ・シッダールタとの出会いを経てアラハントになる。また、映画ではパーリ仏典仏教の伝統にも言及されている[2][3]

映画音楽はシャンカール=ジャイキシャン英語版が手掛け、さらにインドの伝統音楽を基にした4曲の作曲も担当している。これらの曲は全てラタ・マンゲシュカルが歌っている[4]

評価[編集]

第39回アカデミー賞アカデミー外国語映画賞インド代表作品に選出されたが、ノミネートには至らなかった。映画は興行的な成功を収めた作品ではなかったが、ドワルカ・ディヴェーチャの撮影した戦闘シークエンス、ブハヌ・アタイヤ英語版が手掛けた衣装(アジャンター石窟群の壁画を参考に製作し、後のインド映画において紀元前時代の衣装の原型となった)、終盤で描かれた反戦思想などにより古典映画の地位を確立している[5][6][7]

大衆文化への影響[編集]

2007年公開の『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』の「Dhoom tana」シーンでは『都の花嫁アムラパーリー』の映像が流用された。ヴィジャヤンティマラのシーンは同作でヒロイン役を演じたディーピカー・パードゥコーンに差し替えられている[8]

出典[編集]

  1. ^ Office Office maker passes away”. Screen (2008年7月31日). 2012年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月16日閲覧。
  2. ^ History of Vaishali
  3. ^ Ambapālī (Ambapālikā) in Buddhist Dictionary of Pali names
  4. ^ MUSIC DIRECTOR: Down Melody Lane”. Screen (2010年3月22日). 2020年8月16日閲覧。
  5. ^ Are they calling the shots?”. Screen (2002年3月29日). 2020年8月16日閲覧。
  6. ^ “Clothes maketh the film”. The Hindu. (2010年2月25日). http://www.thehindu.com/arts/article113444.ece 2020年8月16日閲覧。 
  7. ^ What if Amrapali were remade today? Rediff.com Movies, 4 March 2004.
  8. ^ Magical music video”. Screen (2007年11月23日). 2020年8月16日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]